本日2月3日は節分である。多くの人が同じイメージだと思うのだが、子どものころからとにかく豆をまく日であった。小学生のころに、どういった日なのかを一度はしっかりと教えてもらったであろうはずだが、その後、あらためてどんな日なのかを調べたことはなかった。ただ何のためにやっているのかもわからずに一人暮らしをしているときも、密かに一人さびしく豆まきをしていた。というのも一度習慣にしたことを突然理由もなく止めることができなかったのである。
そして齢35を越えてから大阪生まれ&育ちの嫁さんと知り合い、新たに知ったのが恵方巻きなる習慣である。当然のことながら知ってしまってからは、毎年誰ともしゃべることなく指定された方角を向いて、一心に太巻きを食べ続けている。実のところ、今年は家族と一緒に今日という日を向かえていないので、食べなくてもいいかなとも思ったりもしたけれど、“もし食べなくて何かよくないことが起きたら、きっと食べなかったからだ”と後悔するだろうと思い直し、先ほど一人さびしく北北西を向いて太巻きを一本ほおばった。ま、この先何が起きるかはわからないけれど、あのとき食べておけば…、と後悔することはなくなったのである。こんなに縁起ごとに左右される自分に“どうなのよ”と思うときもあるのだが、やっぱり止められないのである。
さて、あらためて調べてみると、節分は各季節の始まりの日(立春や立秋とかだね)の前日のことで、読んで時のごとく“季節を分ける”季節の変わり目で、江戸時代以降はとくに立春の前日を指す場合が多くなったそうだ。皆さん知ってました? 意外と知らなかった人多いんじゃないかな?