たまにはチャリでのんびりと

久しぶりに自転車を買った。といってもウン十万円するような本気系の自転車ではなく、雨ざらしで気兼ねなく使える“なんちゃってマウンテンバイク”なのだが、いっちょう前に前後サスペンション仕様である! チャリンコ屋に「まぁ、マウンテンバイクのカタチをしたファッションバイクですね」なんて言われながら買ったんけど、実際に乗ってみれば高校生のころ、初めてバイト代を貯めて手に入れたマウンテンバイクよりはるかに上等に思えるから不思議だ。技術の進歩なのか、海外生産によるコストダウンがなせる技なのか?

たしかに、細かなことを言えばブレーキの効きやフレームの剛性が若干アマいような気もする。でも、それにしたってジャックナイフもフロントアップも簡単にできるし、川沿いのあぜ道を散歩する程度なら難なく走る。まぁ、そんなことをひんぱんにしてたら痛んでしまうかもしれないけど、競技をやるワケでもないので、これでもう十分。うーん。それにしても10倍近い値段のする本気系のチャリンコって一体どんなにすごいモンなのだろうか? そっちの方が気になってしまった。

焼けぼっくいに火がついたじゃないが、わかチャリンコ熱が再燃。思い出したように昔、買い集めた自転車用品を実に20年ぶりにあさってみたら、自転車用の振り分けバッグにディレーラーまで、使えそうなものがけっこう出てきた。高校生なりに、けっこう本気でハマっていたようだ。少し寒さがゆるんだら輪行バッグを引っぱり出して、たまにはチャリ&トレインで里山にでも出かけてみようかな。バイク旅もいいけど、チャリンコはチャリンコで、これまた楽しい旅になるんだよね〜。

やたぐわぁ

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やたぐわぁ

本名/谷田貝 洋暁。「なるようになるさ」と万事、右から左へと受け流し、悠々自適、お気楽な人生を願うも、世の中はそう甘くない。実際は来る者は拒めず、去る者は追えずの消極的野心家。何事にも楽しみを見いだせるのがウリ(長所なのか? コレ)だが、そのわりに慌てていることが多い。自分自身が怒ることに一番嫌悪感を感じ、人生の大半を笑って過ごすことに成功している、迷える本誌編集長の44歳。

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