先日、健康診断を受けてきた。編集部では毎年この時期に行なわれる恒例行事のようなもので、年に1度、外部の医療機関に委託して健康状態をチェックしてもらっている。適正に診断してもらうためには細かい制限があって、“前日からアルコールを飲んではいけない”とか、“○時までに食事を済ませる”とか、“当日は診断を受けるまで水しか飲んではいけない”とか、ボクにはかなりレベルの高い条件だった…。
過去形で言っているのは、そう、なんと当日にうっかり、というか我慢できずに朝食を摂ったし、いつもの習慣でコーヒーを飲んでしまったのだ。しかも日程が見事に〆切直後と重なり睡眠不足や連日にわたる夜食の摂取などなど、血液ドロドロになる不安材料がてんこ盛り。数週間後に届くといわれる結果がとんでもないことになるんじゃないかと案じている。
ただね、希望を感じている部分もある。身体的なスペック、とくに体重が少しずつだけど減っているのだ。学生時代を基準にして10kgも増えてしまったのが2年前。それではヤバいってことで、夕食の時間を遅くならないようにしたり夜食のお菓子を減らしたり、ほんの少しだけど気にかける時間を増やしていき、ついに今回の測定でほぼその基準値まで戻すことができた。もう少し具体的な数字が達成できたら本誌でも足つきなどで使っているボクのスペックを変更しようかなー、なんて密かに目論んでいたりする。
これまでボクが体重を落とすために実践したことがあるのは高校時代の柔道部で行なった減量くらい。筋肉は残し動いて脂肪だけを燃焼させ、身体をしぼっていく。仕事に就いてから食生活はそのままなのに消費する方が圧倒的に少ないから2年前までは蓄える一方になってしまった。単純なことだけど消費を多い状態にすれば自然と体重は落ちていくんだよね。今回長期的に実践してみて効果が得られたので本当にうれしい。1日0.5歩ずつでも進めていけば、1日や2日多く食べたり飲んだりしても、いつかは結果につながるんだよね(2年かかったけど…)。焦らず、すぐに結果を求めない。実はこれがダイエットの秘訣なんじゃないかなぁ。
そんなことを思いながら健康診断終了後にはしっかりラーメン大盛りと麻婆豆腐定食をお腹に収め、また明日からがんばろうと誓ったボクなのだった。