子どもが5月の頭から幼稚園に通い始めた。そうしたらそれまでさほどしゃべらなかった大阪弁で話すようになって、ちょいビックリ。昨年から彼女は大阪で生活しているのだが、大阪弁をしゃべる人と接する時間より、テレビなんかを見ている時間が長かったこともあって大阪弁をほとんどしゃべらなかった。それが、幼稚園に行くようになって、周りが大阪弁で話すので、自分だけが標準語はおかしいと思ったのだろう。もしくは軽い子ども特有のいじめに合ったか。この先、中学卒業までは大阪にいる予定なので、きっといっぱし大阪人に育ってくれることだろう。
実はボクも20歳までは愛知にいたので、子どものころは普通に名古屋弁を使っていた。かの有名な語尾に「〜だがや」と付けるヤツである。それが、関東で生活して、ほとんど使わなかったので抜けてしまい、今ではほとんどしゃべることができない。実はそれが残念でならない。バイリンガルじゃないけど、使い分けられればそれはそれでいろいろと役立ったことだろうし、それ以前に育ったところの言葉がしゃべれないのは、なんか土地を捨ててしまったようでさみしい思いがするのだ。そんなわけで、子どもには大阪弁をずっとしゃべり続けてくれる人に育ってほしいなと思っている。