先週末、ラブジアーズミーティングが開催された。タンデムスタイルもこの活動を応援していて、ボクもスタッフとして参加してきたんだけど、人が集まって成せる力ってスゴイとあらためて思ったしだい。
18回目となった今回は福井県大飯郡高浜町にある釈迦浜で開催され、午前中に海岸清掃、午後には著名人を招いてのトークショーやジャンケン大会、チャリティーオークションなどが行なわれた。福井県の海岸線をほんのちょっと走ってみたけど、景色が非常に美しい。ボクが見た範囲では中国の山水画を思わせるような隆起した背の高い島が点在し、日の沈むころになるとすごく幻想的な雰囲気になる。しかし、打ち上げられているゴミもよく目に付いた(余談だけどここは地形や海流の関係でモノが流れ着きやすいそうで、“釈迦”浜という名前も仏像が打ち上げられていたことに由来するそうだ)。ミーティングに参加したライダーは地元の方を含めて約600人、清掃に充てた時間は2時間程度。入り組んでいるところもあって拾ったゴミを浜から会場まで移動させるのが大変そうだったけど、それでも容量にして4tトラック5台分ほどのゴミが集まったというからすごい。
印象的だったのが地元の方、それもバイクに乗っていない人たちがすごく身近に感じたこと。極端な話、バイクのイベントってバイク乗りしか集まれない、どこか閉塞的な雰囲気があるから、なかなか一般の人を巻き込んで…ってことになりにくい気がする。でもこの土地の人たちは、「バイクはあまり興味ないけど手伝いに来たよ」とか、「へ~ゴミ拾い? いいね」とか、「単車(小学生たちまでバイクではなく単車って呼んでいた)がえらい集まってんなー」とか、わざわざ会場まで足を運んでくれて見学したり、一緒になってゴミ拾いをしてくれたりする姿がすごく新鮮だった。
一般の人がバイクのイベントにあれほど近づいてきてくれたのはどういったワケだったんだろう? こういったライダーと地元の人の輪をどんどん広めていけば、もっと大きな成果が得られると思うんだよね。そんなことを感じた今回のラブジアースミーティングだった。福井県に初めて訪れたけどすごく好印象! 今度はゆっくりバイクで走りに行ってみたいなぁ。