30代以上の男子なら心当たりのある人も多いかと思うが、どうもボクは歳を増すごとに、おなかが弱くなっている感じがしてならない。ノッケからの下ネタで恐縮なのだが、こんな企画もあるくらいなのだから、世間でもわりと一般的な話だと思うのだけど、何となく話に聞かないのは、やはりそういう話だからなのではないかと思うわけである。
で、おなかが弱い件である。一番困るのが通勤電車だ。これも少なからず経験したことがある人はいると思うが、「満員電車+時間がない+おなか痛い」というこのコンボは、分別ある大人にとって、最大の部類に入るピンチといっても過言ではないだろう。「お願いだから早く着いて」と神にもすがる気持ちで、ただただ耐えるしかないその時間は、まさに生き地獄としか言いようがない。ちなみにその状況に「ラッシュによる駅間停車」が加わると、気を失いそうになるくらいな事態になるのだが、幸いにして今まで越えてはいけない一線の前で何とか踏みとどまれているのは、大人としての尊厳を保つための防衛本能によるものと推測される(大げさ)。なので最近では水なしで飲める類の薬を常備して、そのような気配を感じるとすぐに服用して何とかやり過ごしていたのだが、いよいよもって、これはイカンと思い始めていた昨今なのである。
そもそも何でおなかが弱くなったのか、原因が分からなかったのであるが、いろいろ調べてみると、ストレスだとか、食生活だとか、生活習慣だとかありつつ、どれも雑然としていて、いまいち直接的な原因がつかめない。また「おなかが痛くなるかもしれない」という不安感は、精神的にマイナスとなり、むしろ余計な悪循環を生み出してしまうもととなるそうで、結論としては「年相応として受け入れるしかない」と思っていたところで、思い浮かんだのがタイトルにもある乳酸菌なのである。
だいたいボクみたいなおなかの弱い男子(?)にとって、乳製品はかなり危険度の高い代物である。飲めばほぼ間違いなく入り口と出口が直結しているかのような事態になってしまうのだが(汚い話ですみません…)、よくよく考えると、乳製品といってもヨーグルトなどの乳酸菌の入っているものは、そもそも腸にいいってよく聞くし、今まで勝手に毛嫌いしてきたけど、飲んでみたら少しは変わるのかも、と思って飲み始めてみたのがキッカケである。その結果、原因不明の腹痛や、おなかが痛くなりそうな不安感が一切なくなり、毎朝の通勤電車も快適そのもの。すこぶる「快腸」となったわけだが、自分でもこんなに変わるものなのかと正直ビックリしている次第である。
では、そんなにすごい乳酸菌ってなんなのよ、という話なのだが、定番のWikipediaで調べてみても、正直専門的すぎてよくわからない。そもそも乳酸菌という言葉は学術的な用語ではなく総称であり、その種類もいろいろあるらしいのだが、ざっくり言うなら、善玉菌である乳酸菌が腸内で有機酸を作り出し、悪玉菌が成育しにくい環境を作ることによって、腸内環境をよくしてくれているんだそうな。まぁボクの腸内でそれらのことが起こったかどうかは定かではないけれども、ヨーグルトを摂るようになってから、症状が改善したのは紛れもない事実で、とにかくこれで日ごろの不安感が解消されたのは、かなり喜ばしいことなのである。
ひとつ付け加えておくなら、これはあくまで個人的な見解なので、参考程度に読んでもらいたいということ。それと女性に話すと悲しいぐらいに共感が得られないので、そういった症状に心当たりのある人は、まずはまわりの男子に話してみると意外と盛り上がるのかもしれませんです。