多くの人がたぶん同じ感想を持つと思うけど、旅って非日常が感じられるから好きだ。ボクがバイクに乗ろうと思ったのもそれが理由の大半を占めていて（ちなみに残りはモテると思ったから笑）クルマにはないスピード感や、風のにおいだったり温度だったりダイレクトに入ってくる情報がいつも新鮮なのだ。通勤の１コマでもルートを変えるとまた見えてくる景色が変わるし、気分も盛り上がる。バイクはまさに旅において最高のパートナーだ。そういうと電車という手段は日本だと時間にかなり正確だっていうし、とくに通勤で使うとルーティーンになりがちな乗り物。しかし旅に関してだけにしぼれば、これもすごく魅力的な乗り物だと思う。
実はこの前行なわれたラブ・ジ・アースミーティングにも会場の福井まで電車で行き、旅情を感じることができてすごく楽しかった（告白すると編集作業が終わらなかったため単に置いていかれてしまったからなんだけど…）。新幹線に乗ってあっという間に生活圏を飛び出し、特急、在来線と乗り継いでいく。いつもと同じように”箱の中”に入っているだけなんだけど、乗り合わせている人たちが違う、流れる景色が違う、目的が違う、そんないろんなモノが合わさり、「旅してるなぁ」なんてひとり感傷にふけってしまった。
もちろんローカル線だけの旅というのもオモシロい。地方を走る在来線の中には駅に到着してもドアが開かない！なんてことがあるのを知っているだろうか？ 鉄道利用者の多い都市部で生活している人にはイメージしづらいかもしれないけど、降りる際にお客が自分でドアの脇にあるボタンを押して開ける“半自動ドア”となっているのだ。運転手さんが車掌さんもこなすワンマン運転区間でよくあるのだけど、駅に着いてもドアが開かない光景は慣れないとちょっと不気味に感じるかも…。
ちなみにボクが好きなローカル線は地元・埼玉県の秩父鉄道。冷房設備はいまだに扇風機のみという超体育会系な“味”がウリ笑！ みなさんは自分のお気に入りのローカル線ってありますか？
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