訳あって、今流行りのスマートフォン(以下スマホ)の普及率を調べる機会があったのだが、今年1月の調査によると、その普及率は23.6%だそうである。(ソース)
ボクのイメージだと50%、おおよそ二人に一人はスマホユーザーかと思っていたのだが、思ったより少ない。少なくともボクが毎日使う通勤電車の車内はそれぐらいのスマホ率なわけだが、この調査結果は地域に若干の偏りがあるので、おそらく平らにならせば20%前後の数字に落ち着くんだろうな、と思うわけである。(ちなみにGoogleは20%といっている)
しかしながらどちらの調査も昨年と比べると、普及率が3倍近くなっているのが驚きである。この伸び率はしばらく衰えることはないだろうし、ボク自身iPhoneを使っていて感じるのは、もはや過去のガラケーには戻る気になれないほど便利で、そして面白いということである。その要因はおそらくカスタマイズの幅が広く、そしてOSやアプリが常に進化していくところにあると思うわけで、通算3年近く使っているにも関わらず、ガラケー時代のような1〜2年で買い替えたくなる衝動が皆無なのは、まさにそういうことだろうと思うのだ。
最近では年配の人でもスマホを使いこなしている人が多く、世代を超えたツールになっていることだけは確かである。ただ、決してハードルが低いものではないので、おそらく普及率も50〜60%前後で頭打ちになるのではないかと思うわけである。それは例えるならスクーターとロードバイクの差のようなものだと思うのだが、移動するという目的は達成できるものの、その過程をどう実現するかはかなり違う。スクーターの利便性が好き、という人もいれば、ロードバイクのように高性能・高機能なバイクがいいという人もいるし、さらには両方を兼ね備えたモデルだってある。そもそも両方の概念すら危うい感じではあるが、スマホもガラケーも多様なニーズがある以上、どちらか一方に偏ることはないのだろうね。
ちなみにガラケーよろしく、日本独自に進化したスマホをガラスマと言うらしいが、逆にグローバル市場をターゲットとしたモデルをグロスマと呼ぶらしい。もはや訳が分からないが、何でも略してダジャレにしがちな国民性はいかがなものかと思う今日このごろである。そもそも「スマフォ」じゃなくて「スマホ」だなんて、誰が決めたんでしょうかね(笑)。