毎日暑い。こればかりは口に出しても何の意味もないのだが、それでも言わずにはいられない。暑い。
総務省消防庁が発表している速報値によれば、今年に入ってすでに2万人を越える人々が熱中症によって救急搬送されているそうである(5/28〜7/29)。昨年に比べ6月の搬送者数は大幅に減ったのだが、7月に入ってから急激に増えたようで、この2万という数字は、そのほとんどが7月に入ってからのモノといっても過言ではない。
ちなみに平成23年の7月〜9月の期間に救急搬送された人数は3万9,489人。この数字は平成22年と比べれば約7割となっているのだが、平成21年と比べると約3倍なんだそうで、傾向があるんだかないんだかよく分からない数字である。最近で言えば、タレントの所ジョージが農作業中に熱中症で倒れた話が有名だが、「自分だけは大丈夫」とタカをくくっていると痛い目にあうし、幼い子どもや年配の人は命を落とす事態にもなりかねないので特に注意が必要である。
熱中症対策は各省庁をはじめいろいろなサイトに載っているので、調べるのは非常にたやすいが、大ざっぱに言えば、
・とにかくこまめに水分と塩分をとる
・暑さに立ち向かわない!
この2点に尽きる。
ちなみに知人の話によると、男性と女性を比べると、女性は暑さ対策をマメに行なうのに対して、男性は「暑さなんて気合いで何とかなる!」といった精神論を振りかざす人が少なくないそうである。まぁ30℃前後の気温ならなんとかなるのかもしれないが、35℃以上ともなると、決して気合いだけではどうしようので、そういった傾向のある殿方はしっかりと胸に刻んでおいてほしいものである。(まぁ気温だけの問題ではないんだけど…)
特にライダーはこの時期非常に我慢を強いられるシーンがあるかと思うが、高速道路など逃げ場がない場所で渋滞にはまろうものなら、たちどころに体力を奪われてしまうので、気を付けたいところである。また暑いとどうしてもTシャツ1枚で走りたくなってしまうモノだが、涼しいのは間違いないものの、走行風による疲労はかなりのものだし、日光を直接浴びると、ことのほか体力を消耗してしまう。最近では夏用のメッシュジャケットなど、機能性のいいライディングジャケットはたくさんあるので、保険の意味でもケチらないでいいものを使いたいところである。
まぁボクはというとほぼ一日中、エアコンの効いた部屋で作業しているので、外にいることが多い人に比べれば、だいぶ恵まれているのであるが、毎日の通勤だけでも十分ぐったりきているわけで、早くも秋が恋しい今日このごろである。皆さんくれぐれも気を付けてください。