先日、ヤマハの「ドラッグスターミーティング」というイベントの取材に行ってきました。この会場のイベントレポートは次号にも掲載しますが、ここでは、ヤマハのイベントではいつも啓蒙活動が行なわれている、「盲導犬」について書いてみようかと思うのです。
当然みなさん、知ってますよね、盲導犬。目の不自由な人をサポートする介助犬です。でも、実際に盲導犬を目にした機会がある人はどれだけいるでしょうか。ヤマハのイベントには、いつも盲導犬への理解・協力・募金を求めるブースが出展していて、実際に盲導犬と触れあうこともできたりします。休憩中の盲導犬は「伏せ」の姿勢でホテッと横たわっていて、なでることもできるんですが、やっぱりね、なんだかオーラが違うような気がするのですよ。もちろん、ホテッと横たわっている姿はとてもかわいいし、見ているだけでのどかな気分になるのですが、「スゴイ犬だ」という目で見るからでしょうか。なんだか、盲導犬からプライドのようなモノを感じるのです。
犬界でいえば、エリート中のエリートですよね。そんなエリートにボクごときがヨシヨシするなんて、たぶん犬にとっては片腹痛い状況なんだろうなぁ。でも、そんなことはおくびにも出さずにヨシヨシされている盲導犬に、もうリスペクトなのです(笑)。カッコイイなぁ、ボクもこういうヤツになりたいなぁ、なんて思ったりもして(笑)。ひとまず、少ない額ですがボクも募金に協力させていただきました。
イベントでは盲導犬協会の方からのお話もあったのですが、その中で驚いたのが「盲導犬育成費の約90%が、募金や寄付で成り立っている」ということ。つまり盲導犬育成というのは、ほぼ寄付だけが頼りなのだそうです。ヤマハは20年以上も続いている「ナイスライド募金」という活動で盲導犬育成に協力をしているのですが、こういう継続的な活動こそが大切だということ。ボクらにバイクがあるように、目の不自由な人に盲導犬がもっと行きわたるよう、今後もライダーとして協力していきたいなぁと思いました。全国のヤマハ二輪販売店をはじめ、バイク関連のイベント、レースの会場などで支援を呼びかけているので、みなさんもぜひ。