まだまだ日中は暑い日が続いている。にわか雨に遭遇することもしょっちゅう。そんな残暑が続いている中、久しぶりに実家に帰った。というのも母親から「新米が獲れました」というありがたいメールが届いたから。ここでも何度か書いているけどボクの実家は農業を営んでいて、家ではいつも採れたての野菜を食べることができるのだ。いまは兄貴が後を継ぐため脱サラして修行にはげんでおり、父親と二人三脚、いや、母親と奥さんを入れて四人五脚でがんばっている。そんな彼らが精魂込めて育てたモノをボクは何の遠慮もなしに食べてしまうのだ(感謝しておりマス)。
だってね、すごくおいしいんだよ! 家を出るまでは当たり前だと思っていたけど、現在ボクがヘビーローテーションでお世話になっている24時間営業のお店で提供してくれるものとは、どんなに遠慮した表現をしても勝てない(断言!)。やっぱり鮮度ってすごく大事で、味に直結するんだと身を持って知る今日このごろだ。
ちなみに、新米のときの献立は毎年同じ。炊き立てホクホクの白米、大根おろし、ナスとミョウガの味噌汁、カボチャの煮付け、きゅうりの漬物、その他脇役たちすべて実家で採れたもの。そしてメインに旬の秋刀魚(さすがにこれは買ってきたモノ)。ご飯はまずフーフーして立ち上った湯気の匂いを楽しみ、口に含んでからの湯気をまた鼻から出し、それだけで2度楽しめる。それからよぉく噛んで味わう。新米独特の甘みが口の中いっぱいに広がりこれだけで1膳軽くいけてしまう。とくに作法があるわけじゃないけど、甘いモノ、辛いモノ、しょっぱいモノを気の向くまま心ゆくまで堪能、今年も3膳and moreを平らげてしまった!
いや~、我ながらすごくぜい沢をした気分。でももう大丈夫。身も心もこれですっかり秋モード! 秋の味覚たちよ、いつでもかかってきなさい!(また冬前に顔が丸くなってそうだなこれ…)