いや〜、感動した。観る前は“トム・クルーズがロックスターなんてありえない”と思っていたけど、イケてるじゃないスっか。イーサン・ハント(ミッション:インポッシブルシリーズのトム演じる主人公)続けるより、ロックスター街道走った方がいいんじゃないの?と思ったくらいだ。
それにしても、1970年生まれのボクにはジャストミートのムービー(映画と書かないところがミソなんですよ!)だった。使われている歌のほとんどがiPhoneに入っていたことに狂喜し、映画のなかの世界が、あこがれていたハリウッドのロックシーンそのままだったことにウンウンとうなずいてしまった。また当時を知っている人ならば、思わず吹き出してしまう仕掛けが随所に盛り込まれているのも、この映画をより楽しくさせている一因だろう。たとえばトム演じるステイシー・ジャックスが猿を連れ回しているんだけど、今は亡きマイケル・ジャクソンがいつもバブルス(チンパンジー。今はどうしているのだろう? まだ生きているのかな?)を連れていたことが思い起こされたりと。
興奮のあまり作品の世界観が先になってしまったけれど、何より時代の持っている勢いというか、若い誰もが夢を追っている姿が美しい!「いい歳こいて、夢物語にうつつぬかしてんなよ!」なんて言われるかもしれないけれど、夢があるからいろいろがんばったりできるわけで、やっぱ、デッカイ夢は持ち続けたいなと、あらためて元気づけられた『ロック・オブ・エイジズ』であった。あっ、決して宣伝じゃありませんよ、念のために。