先日ふと、小学生時代のある担任の先生が出欠をとる際に「はい元気です!」と答えなければいけないルールがあったことを思い出した。
この「はい元気です!」という返事は、今の今までその担任の先生の独自ルールだと思っていたのだが、よくよくネットで調べてみると、意外と全国的な現象(?)だったことが判明して驚いている次第である。
「はい元気です」はどこにでもあるようだ – Togetter
それに加えて、「はい風邪気味です!」とか「はいお腹痛いです!」なんていうバリエーションもあったらしいが、ボクのクラスではそんな例外は存在せず、ほぼ毎日元気なことを強制されていたので、それについても驚いている次第である。しかも返事をするときは、かなり大きな声で答えないと何度も返事をさせられたので、声が小さな女の子なんかは特に「出欠ループ」にはまってしまうことが多かった。
この「子どもたるもの、常に元気出しとけ!」って空気は、子ども心にあまり理解できるものではなかったけれども、当時の先生たちの間ではけっこう流行っていた教育法(?)なのかもしれない。今でもやってる先生がいるのかどうかは定かでないが、少なくとも子どもたちの間ではなかなかの不評で、止めてほしいルールのひとつだったことは間違いない。
ちなみに今の自分は、当時の先生の年齢をとうの昔に追い越してしまったわけだが、子どものころ接した先生は「果てしなく大人だった」印象がある。しかしながら先生もれっきとした一人の人間なわけで、今になって考えればそれなりにいろいろ悩みながら教えていたんだろうなぁ、と思うわけである。
その先生とは、成人式のときに会ったきりだが、今度また会ったら無条件で「はい元気です!」と言わされそうである。今ならただの笑い話なんけどね。