まだまだ寒いんですけど、春が近づいてきましたね~。日もずいぶんのびたし、道を通ってるとあらわになった木々の枝にもちらほらと可憐な花が見えます。…と同時に、地域の情報網でこの時期毎年出てくるのが 不審者情報。まちぐるみで犯罪を未然に防ごうというもので、けっこう詳細な情報が発信されたりしますよね。○月×日何時何分頃、どこそこの○○付近でどういう服装の不審者出没アリ…という感じ。警戒パトロール強化しても、そのうち実害が発生したりして地域に緊張が走る。春先はやっぱり出てくるんだよなあ…とひきつづき不審者の情報に注意していると、たまにバイクが出てくることがある。おかしなもので、「バイク」の文字を目にしたとたん、今までの自分の立ち位置から若干不審者寄りに思えてきて、なんとも申し訳ない気分にさせられてしまうのが困りものである。しかも、「黒っぽいフルフェイスに黒っぽいジャンパー、黒っぽい服に黒っぽいバイク」と、たとえ「黒ばっかじゃん!」という曖昧な情報だとしても、なんとな~く「じゃあ…黒っぽい格好は避けなきゃな…」みたいな、バイクを乗るのにも、なんだか後ろめたい気分にさせられてしまう。どんなに便利な乗り物でも、こういう使い方はしてほしくないなあ…と、バイクがちょっとかわいそうになってしまう。良くない情報にくらべていい情報って流れにくいから、なお残念である。春は待ち遠しいけどね。