いやはや急激に寒くなった。あっと言う間で、日中でも半袖でいるには肌寒いくらいだ。すでに街中ではダウンジャケットを着ている人も見かける。誰もが同じとは思うけれど、この先いろいろと着込まないとならないので、どちらかというと苦手な季節の到来である。ただし、寒くなることで楽しめることも多い。まずは目で見る楽しみの一つ、紅葉である。今年は、昼と夜の気温差もありそうなので、きっときれいなコントラストを楽しめることだろう。今週末は、ツインリンクもてぎで取材があるので、全盛とはいかないまでも、少しばかりは楽しめそうだ。
それにしても、人の感じ方というのは千差万別でおもしろい。先日、秋の渋滞についてとあるライダーと話していたら、「みんな、こぞって紅葉、紅葉っていうけれど、枯れる木なんかを見に行って何が楽しいんだろね。女の人でいったらおばあちゃんを見てるのと一緒でしょ(笑)」という意見。皮肉も込められているとは思うけれど、まっ、確かに一理ある話ではあるとも思った。話を元に戻すと、収穫の季節ということもあって、おいしい食べ物が市場に出回る時期でもある。松茸のような特殊なものもあるけれど、庶民的なナスだって、「秋ナスは嫁に食わすな」というフレーズがあるくらいこの時期が一番うまいといわれている(ここでは、憎らしい嫁にはもったいないという意味でとらえているが、体を冷やすからといった嫁を心配しての言葉という説もある)。いずれにしろ、秋はいろいろと魅力が詰まった季節、みなさん楽しむための予定はバッチリですか?