眠いのは春だから?

仕事柄というわけでもないけど、自分は技術関連のセミナーに参加することが多い。そこで昔から気になっていたのが、けっこうな数の人が居眠りをしていることである。セミナーだから、それなりに意欲のある人が来ているかと思っていたらそうでもなく、中には上司の命令で嫌々参加している人もいたりするわけで、正直残念な光景である。小心者の自分は、毎度毎度スピーカーの方がやる気を無くしてしまわないかと冷や冷やしたりするわけだけど、たいていのスピーカーは、良くある光景といった感じで気にも留めないか、「眠いけどがんばってください」的な感じでさらっと流すことが多いので、わりと会場は平和なのである。個人的にはそもそも寝るなら来なきゃいいのにと思ってしまうのであるが、自分もマレに眠くなるときもあるし、まぁ寝てしまうのは本意ではないという人たちが大半であることを信じたいと思う。

 

こういう現象は規模が大きなイベントほど顕著で、小規模ほど起こらないかというと、意外にそうでもなかったりするわけで、セミナーではないけど、6〜7人ぐらいの打ち合わせのときに居眠りをする人に遭遇したこともあるくらいだし、話が退屈なだけではない原因があるのではと思う。

 

眠くなるのはそれなりの理由があって、人の集中力というのは、長くて20分〜30分しか続かないなどと言われているそうで、また人が大勢いる環境では、会場内の二酸化炭素濃度が上がり、酸素不足によって眠くなるとも言われている。まぁそれ以外にもそれぞれの体調だったり睡眠時間など、一概なことはいえないが、生理現象なだけにそれを克服するのはなかなかタイヘンである。

 

学生時代の授業中に居眠りでもしようものなら、すかさずチョークが飛んできたものだけど、さすがにセミナーではそんなことは起こらず、すやすやと寝息が響くセミナー会場というのもなかなかシュールである。やっぱり春だから、ということなんですかね?

C.ARAi

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C.ARAi

Web制作班所属。何事にもしっかりしていたい気持ちはあるものの、やってることはかなり中途半端。基本的に運命にはあまり逆らわず生きていくタイプで、いきあたりばったりが自分にはよく合っていると思っている。悪く言えば計画能力ゼロ。モットーは「来るもの拒まず、去るもの追わず」。

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