ニューモデルに弱いのだ

最近、タブレットPCというヤツを使い始めた。出張先や取材先で原稿を打ったり、メールの確認・返信がしたいと思ったのがことの始まりだが、これまでいろいろやり方を考えた。ノートパソコンを試したり、スマホで原稿を打てるようにブルートゥースのシリコンキーボードをつなげたらどうか、なんて考えたりね。…ただ、どれもこれも帯に短し、たすきに長しって感じで、イマイチ使い勝手が悪く定着しないのだ。今自宅で使ってるノートパソコンはあまりに重すぎて普段から持ち歩く…という感じにはならない(最近のは軽いらしいが…)。アンドロイドのスマホを使ったシステムは画面とキーボードが小さすぎて使いづらい。しかも、普段使っているシステム辞書の登録単語のうち2,000語までしか移行できてないこともあって、つねに持ち歩いてはいるがよほどのことがない限り使わなくなってしまった。

タブレット端末がいろいろ出たときにも、普段使っているパソコンがMacだから、互換性のよさそうなiPadがカッコよくていいかもなんて考えたのだが、調べてみると辞書単語の移行はクラウド経由でないとできなかったり(僕のパソコンはMacではあるのだが、古すぎてiクラウドなんつうものに対応してないのだ!)、筐体にUSBといったインターフェースそのものがなくて仕事に使うには少々具合が悪そうで手は出さなかった。

そんなこんなで手に入れたタブレットPC。普段はキーボードを外してタブレットだけ持ち歩き、急ぎの原稿を書くような場合にはキーボードもいっしょに…なんて使い分けができて具合がよさそうに思えたのだ。

そして今現在、ホンダさんへ新車の広報資料(みんなが今一番気になっているあの車両だ!)を取りに行く電車の中でこのコラムを書いたりしているのだが、ワリと疲れる、…もとい使える雰囲気だ。

ヒザの上でカタカタと使っても苦のないサイズ、キーボードも小さいがタイプミスもわりと少ない。それよりなにより普段使っているMac辞書の登録単語の移植に何とか成功したから、かなり快適なのだ。「CB」と二文字打てばCBR400Rも400XもCB400F出てきてとっても快適。携帯から始まった屋外原稿対応システムの構築も、いろいろ迷ったがここにきてようやく落ち着きそうだ。だた、冷静に考えると、ハナから超小型ノートパソコンでいいじゃないか? なんてことを気付いたりもしたのだが、それはそれでハイスペックすぎて妙に高いので言いっこなし(笑)。

ってなわけで、ホンダさんで新車の説明を受けてきました! 今年のモーターサイクルショーで登場したあの車両やこの車両の値段や発売時期も教えてもらったけど…、守秘義務があって残念ながらまだ言えません! 気になるニューモデルの全貌は次号のタンデムスタイル4月24日発売にて! バイクもデジタル機器もそうだけど、新しいモノに触れるのってやっぱりたのしいもんだ。

やたぐわぁ

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やたぐわぁ

本名/谷田貝 洋暁。「なるようになるさ」と万事、右から左へと受け流し、悠々自適、お気楽な人生を願うも、世の中はそう甘くない。実際は来る者は拒めず、去る者は追えずの消極的野心家。何事にも楽しみを見いだせるのがウリ(長所なのか? コレ)だが、そのわりに慌てていることが多い。自分自身が怒ることに一番嫌悪感を感じ、人生の大半を笑って過ごすことに成功している、迷える本誌編集長の44歳。

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