突然ですが私、三重県・和歌山県にまたがるエリアに来ております。次号で掲載する、「ニッポン大陸」紀行の取材です。詳しい内容は「乞うご期待!」ということになりますが、ちょっとだけ紹介するなら、テーマの一つに「クジラ料理」があるということをお知らせしておきましょう。
和歌山県の太地町というところは古くから捕鯨が行なわれていて、もちろんその伝統は現在にも受け継がれています。太地では、クジラ料理を味わえるお店がたくさんあり、刺身やカツ、竜田揚げなどなど、おいしいクジラ料理がいろいろと味わえます。ちなみにクジラの味というのはちょっと馬肉に似ていて、でもやっぱり馬肉ともちょっと違っていて、ウマイですよ~。興味のある人はぜひ、ツーリングの目的地として訪れてみることをオススメします。
しかしそれにしても、国際的な世論はまだまだ「捕鯨反対」というのが多数派のようですね。太地に住んでいる方々も、もしかしたら何かとご苦労が多いのかもしれません。一つ印象深いことがあったのですが、漁港近くのスーパーに立ち寄ったところ、クジラ肉のコーナーがすごく充実していたんですよ。もちろん僕は大興奮で「よーし、今夜の晩酌のツマミはコレだな!」なんて喜んだのですが、そんなクジラ肉のコーナーには「許可なく撮影することを禁止します」の文字が(英語表記もありました)。
どういういきさつでこんな貼り紙をすることになったのかな…といろいろ想像して、何だか気の毒になってしまいましたね。太地には反捕鯨団体の人々が訪れることも多いそうですし、そういえば過去にはトラブルのニュースもありましたし…。
ひとまず次回の「ニッポン大陸」紀行は、日本人の言い分をハッキリ書いておきたい、と思っています。もちろん、南紀の楽しいツーリング風景も合わせて紹介しますので、どうぞご期待ください!