「編集部スナップ」のコーナーをチェックしている人は知っていると思いますが、私、鈴鹿8耐に取材に行ってきました! 実を言うとここ数年8耐とは縁がなく、取材に訪れたのは久しぶりのこと。でも、あの空気の中に戻ってみれば「そうそう、この雰囲気!」と、すぐにワクワク感を取り戻すことができましたよ。
さて、鈴鹿8耐といえば、その「暑さ」もまた話題になったりします。毎年、開催されるのは7月最後の土日ですから、夏のもっとも暑い時期と言っても過言ではありません。上からの直射日光とアスファルトの照り返し、さらに蒸し風呂のような湿度…。8耐が開催されているときの鈴鹿サーキットはすさまじい暑さなのです。取材中はウチの会社のロゴが入ったシャツを着ていたのですが、このシャツは紺色。このような濃い色の服を着て汗ダクになり、乾いたらどうなるか。そう、汗の塩分によって、シャツが白く粉をふいたような状態になってしまうのですよ…。これがまた恥ずかしいんですよね…。
一説によると、このように「白く粉をふくような汗」というのは、あまりよくない汗なのだそう。日常的によく汗をかくような生活をしていれば、汗をかいてもあまりニオイやベタつきがなく、白く粉をふくようなケースも少ない。しかし現代人は運動することも少ないし、エアコンのおかげで汗をかく機会も少なくなった。すると、あまりよくない汗をかいてしまう…というような話を聞いたのです。この話がホントかどうかはわかりませんが、「あまり汗をかかない生活をしている」という部分に関しては自覚があるので、なんとなく納得してしまうものがありますね…。
しかし、だからこそ8耐で汗をかく機会というのは貴重なのかもしれません。日ごろの不摂生のせいで汗はベタつきますし、乾けば白くなってしまったりしますが、それでも汗をかくというのはカラダにいいような気がします。取材が終わって、宿でシャワーを浴びた後のスッキリ感たるや! 毎年、8耐取材から帰ってくるとカラダはバテバテなのですが、その反面、疲れていることに対する心理的ストレスはないのです。やっぱり人間、たまには汗をかく方がいいんでしょうね。このスッキリ感と心地いい疲労感を味わいたい人、来年はぜひ鈴鹿8耐を観戦に行ってみてはいかがでしょうか。