このコラム、アメリカ・ミルウォーキーにて“ハーレー・ダビッドソン110thアニバーサリー”の取材中に書いております。なんかワールドワイドで活躍するビジネスマンみたいでカッコいいでしょ? と、自己満足に浸るのはさておき、恥ずかしながらこれまで、ハーレーの世界観というものを肌で感じたことがなかっただけに、初めて目にするそれはまさに衝撃ばかり。たとえば市内にある数ヶ所のイベント会場は、ひっきりなしに出入するハーレーの排気音がまるで地鳴りのように響き続けていたりするのだ。そんな中、ボクより事情に詳しい他の参加者、ハーレーのスタッフの方たちにいろいろと教えてもらいながら、ちょっとずつ雰囲気をつかんでいるところ。
ハーレー乗りなら、知っていなければもぐり扱いされかねない(!?)生ける伝説“ウイリーG.”ことウィリアム・G.・ダビッドソンとその家族(子どもたちもハーレーに務めて活躍しているのだ)や、会長兼最高責任者を務めるキース・E・ワンデル氏をはじめとするメーカーの方向性を決めていく人たちから直接話を聞けたことも、ハーレーというメーカーをより深く知ることができ、今まで“?”の多かったハーレーの魅力がちょっとは理解できたように思う。
それにしても、まともに英会話ができないのがイタい。それなりになんとかなると思っていたヒヤリングもまったくダメで、きっと、会話の途中で“おお、ボクはなんてダメなんだ…”と落ち込んでいく悲壮感が相手には伝播していったに違いない。そんなときデキル人なら“勉強だ”と固い決心をするんだろうけど、同時通訳のアプリを探してしまうボク。でもね、そんなアプリが簡単に見付かっちゃうんですよ、驚いたことに。いやはや、ボクにとっては便利な時代になったなぁ(汗)。