自分のわがままで、家族とすごす時間がかなり少ない生活を送っているのだが、久しぶりに子どもたちと会うと、その成長ぶりに驚かされる。とくに2歳になる長男は、2歳上のお姉ちゃんがいるせいか、その成長ぶりがいちじるしい。春には会話がなりたたなかったのが、今では話すことである程度の意思の疎通ができるようになっている。“人間って成長するんだな〜”と感動するとともに、日々彼らを成長させている嫁さんや周りの人たちへの感謝の気持ちがあふれてくる。
子どもたちの成長ぶりもすごい刺激になるのだが、彼らのやっていることを見ていると、忘れていた子どものころの記憶が呼び戻されたりするのもおもしろい。意固地になっている姿を見て“あ〜あ、ダダっ子になってるよ”なんて思っていると、“あっ、そういえば自分もあのときダダこねてたな〜”みたいなことがけっこうあるのだ。さらに、今の自分の姿とオーバーラップさせて、“この間の振る舞いは、まるで子どもだったな。恥ずかしい”なんてことも多々あったりする。これまでに何人かの人生の先輩たちから「子どもは自分を成長させてくれるよ」と言われたけれど、最近、そのことが身にしみてわかるようになった。というわけで、子どもたちにも大いに感謝しているだ。
ただ、自宅で寝るときに「今日は、泊まっていくんだ。やった〜!」と子どもたちに喜ばれると、なんとも複雑な気持ちになってしまう…。