都内でもここにきてTシャツ1枚だと少し肌寒く感じるようになってきた。寒いのが苦手なボクとしてはあまりうれしくはないのだけれど、寒くならないと楽しめない味覚があったりするから、それはそれで…、ということになってしまう。今回は目からウロコのホット飲料が発売されたので、寒い季節に楽しむ飲み物について少しばかり触れてみたい。
これまでに飲んだモノのなかで、20歳を超えてから驚かされたのは“グリューワイン”だ。30歳ころにドイツのクリスマスマーケットに行く機会があり、そこで最初は一緒に行った人たちとビールを飲んでいた。もちろん冷たいヤツで、大ジョッキ一杯空けたところでボクは体が冷えてしまい温かいモノが欲しくなった。さらにアルコールに強くはないので、できるだけアルコール度数が低いモノを所望したのだ。そんなときに教えてもらったのが温めたワイン(グリューワイン)だった。当時、ワインの飲み方に精通しているわけでもなかったので(まっ、今もだけど)、ワインを温めるという発想がなく、とても新鮮であった。どんな香辛料が混ぜてあったのか今となっては覚えていないけれど、その香りも手伝っていたく感動した記憶が残っている。残念ながら日本に戻ってからは飲める場所が見付からなくて口にしていないけれど、毎年冬場になるとそのときの楽しかった思い出も含めて“飲みたいなぁ”と思うのである。
そして今回、いたく気に入ったのが、世界初のホット炭酸飲料“カナダドライホットジンジャーエール”だ。炭酸飲料は好きだけど、寒いと“冷たいからやめておこう”と思ったことが多々あっただけにうれしい限り。コカ・コーラシステムが約4年の歳月をかけて作り出しただけあって、納得の味とフィーリングだし。この冬は炭酸率が一気にアップしそうだ。そういえば、子どものころに「炭酸飲料は骨が溶けるから飲まない方がいい」と言われていた気がするけど、あれは本当なんだろうか?