本日より東京モーターショーが始まった(一般公開日は23日〜12月1日)。まず何がすごいって、マジメに全部見てたら、いや、かなり端折って見たとしても1日で回りきることはできないくらい見応えがあるのだ。その一つの要因は、まさに今がビークルの過渡期にあるからではないだろうか。ガソリン+電気のハイブリッドさらには電気のみの車両がすでに実用化されて久しいが、今まではそれらの実用面におけるクォリティを高める段階だったのが、今回でファンの部分に手が届いた感が強い。バイクだったら、ヤマハのPES1やPED1、スズキのエクストリガーといったファンライド用の電動モデルが登場したことで、まさにワンステップ先に進んだと感じさせられた。
既存メーカーのブースを見てまわるだけでも十分に楽しいのだが、個人的にはスマート・モビリティ・シティ2013の充実ぶりに注目してもらいたい。超小型モビリティ体験試乗会やパーソナルモビリティ体験走行といった乗ってみないとその真価がイマイチわからない乗り物に試乗できるのだ。ボクもホンダのUNI-CUBに試乗してみたけれど、操作して動かすのではなく、“あっちに行きたい”と思うだけで、その方向に進んで行くフィーリングは大きな感動であった。ほかにも自動運転デモンストレーションや高度運転支援システム試乗会といった体験ができるのは、これからのクルマ&バイク社会がどうあるべきかを考えるいい機会になることだろう。そんなわけで、東京モーターショーに行く予定のあなた! ノーマークだったであろうスマート・モビリティ・シティ2013にも行くべし!!