本日はクリスマス。きっと昨晩は日本中のあちこちで大いなる盛り上がりを見せたにちがいない。会社近くの和食系のダイニングなんて、平日の夜にお客が入らないなんてことがないのに、昨晩通りかかったときにはお客さんが一組もいなかった。やっぱりクリスマスは洋食ってことなんだろうか? いろいろな国の文化をカオス状態で受け入れている日本なんだから、別に和食でもいいのにと思ってしまうのはボクだけ? いずれにしろ、多くの子どもからオトナまでがちょっとした食事会をしたうえで、プレゼントを交換したりするわけだからかなりの経済効果を生んでいることは間違いない。気になってググってみたら、その手の記事がけっこう見付かり、さらにその数字を見て驚いてしまった。
さて、昨晩大いに盛り上がったであろうあなたに質問! クリスマスって何? まぁ、多くの人が「知ってるよ、キリストの誕生を祝う祭りだろ」と答えるだろう。もちろん正解である。で、ここからが本題で、じゃあ、世界三大宗教としてキリスト教と並び、さらに日本人にとってはよりなじみが深い仏教の開祖である釈迦(しゃか)の誕生を祝う祭りは何? ほ〜ら、わからないでしょ。花まつり(灌仏会とかほかにもいろいろと呼び方があるらしい)っていうんですよ。ちなみに日本ではたいがい4月8日がその日となっている。まぁ、仏教系の高校に通っていたから知っているんだけど、きっとほとんどの人、とくに若者は知らないだろう。別に真摯な仏教徒ではないけれど、それなりに仏教に触れたことがあるだけに、クリスマスがこうも盛り上がっているのを見てしまうと、“なんかなぁ〜”という気持ちがわいてきてしまうのだ。
少しばかり、いや、かなりか? グチになってしまったけど、来年も楽しいクリスマスが迎えられるようにいろいろな意味で日本が平和であることを祈りたい。