雪かきで全身筋肉痛です…と出だしで書こうと思っていたら、今朝はすっかり治ってしまっていた。なんだ~意外と若いんだ自分…と調子に乗っていたら、日陰の雪だまりの上で見事にすっ転んだ。イタタ…こんどは尻かい…汗。しかし今回の雪は特に大変であった。最初はわたくし、ぬくぬくと部屋の窓から雪景色をただ見ているだけのつもりだったのです。時折吹雪かと見まごう外の状況を、春雨スープの入ったおわんを両手に持って「降るわね~、積もるわね~ズズズ…(スープをすする音)」とのん気に傍観していたのです。そうしたら、そこに、郵便屋さんが来まして。雪に足を取られながらも一所懸命ポストに郵便物を配達し、ふたたび白く雪の積もったバイクにまたがって走り去る、その姿になんだか心打たれまして。「こうしちゃいられない、わたしもいっちょ、雪かきでもしに行こう!」と、最近ほとんど乗らなくて使わなくなっているバイクウエアやグローブ、ブーツを身にまとい(雪の日にもちょうどいいのだ)、さっそうとドアを開け…開け…え、開かない! 勢いよく押したらようやく開いた。近所の人たちも何人か出て来ていた。予想以上に積もっているありさまに、みな困惑顔である。そこから黙々と作業を続け、気がつくと周囲に人はおらず(そういえば途中で『続きは明日だね~』という声が聞こえたような…)、雪明かりですっかり時間が経つのを忘れてしまっていた。かき集めた雪山を見上げ、なんとなく電柱につかまりながらよじ登ってみた。「うわ~いいながめ…」言いかけたと同時にズボッと雪に体が脇まではまって大変だった(今朝すべった雪だまりも実はココである…汗)。翌日はよく晴れて、半日ほどで道路の雪はずいぶんなくなった。大変だったけど、いろんな意味で郵便屋さんに感謝。ホント、あの悪天候の中、脱帽です!