ここ最近、コラムやブログなどに「ウイルスって、何なのアイツ? 生物じゃないとか細胞を持たないとか言われてて、得体が知れなさすぎ!」などと書いていたら…。
見事に、インフルエンザウイルスにやられてしまいました(笑)。先週末あたりに発症しまして、土日は完全にグロッキー。セキやくしゃみなどはあまりなかったのですが、全身、ダルすぎ。腰や関節、痛すぎ。昨日くらいまで「何となくまだ残ってる感じがするなぁ」という状態で、かなり長期間にわたって苦しめられ…。あ~、これはきっと、ウイルスなんてモノに興味をおぼえたばかりに、向こうから目をつけられてしまったのでしょうね。
「病は気から」ということわざもありますが、気持ちが体調に及ぼす影響って、確実にありますよね。僕のフェイバリット作家、浅田次郎の作品に『天切り松シリーズ』というのがあるのですが、その中にもそういったセリフを言うシーンがあるのです。舞台は大正時代の東京、貧民街。義賊の親分の一人が、病人があふれている地区に貴族を招いて言うのです。「ここから先は、気をしっかりと持ちなせぇよ。少しでもばい菌にナメられたら、途端に取り付かれますぜ」と…(セリフは僕の記憶によるものなので正確ではありません)。
さしずめ僕は、ウイルスにナメられたのかも…などと思ったりして。もちろん、本当にそんなことがあると信じているわけではありませんが、いろんな物事のタイミングとか、心理的なこととかが重なり合うと、そう思えるときもあったりします。みなさんもぜひ、アイツらに目をつけられないように、そしてナメられないようにお気を付けください。うがいや手洗いなどはもちろんですが、人混みの中に行くときは予防のためのマスクとかもしといた方がいいんだろうなぁ。僕は今さらそんなことを思ったりしています。