東京モーターサイクルショーが終了しました。ボクは金・土・日の3日間、すべて「クレタ(ウチの社名です)ブース」にいまして、バックナンバーやオリジナルグッズの販売をしていましたよ。たくさんの読者さんに会うことができて、とてもうれしかったです!
毎年思うのですが、開催期間中の3日間・休憩時間を除くすべての時間、ブースに立っていた編集長というのはボクだけだと思うのですよ。これはけっこう、大きな自慢だったりします。そもそも普通、「編集長」という肩書のついた人は物販ブースで売り子さんになったりしませんよね。でもボクは、ガチで売り子さんやってるのです。お客さんを集めるために「さぁお立ち寄りくださーい!」などと声を張り上げたりしますし、お客さんと商品やお金のやり取りも本当にしています。他の編集長から「大変ですね」などと言われることも少なくないのですが…。しかしボク、こういう時間がけっこう嫌いじゃないのです。人手が足りなくて嫌々やっているわけではなく、わりと好きでやっていたりするんですよ。そのあたりはぜひ、誤解してほしくないところですね(笑)。
最近は農業とかも、生産者から消費者へ直販するのも増えているそうじゃないですか。東京モーターサイクルショー会場というのは、まさにそれ。編集長から読者のみなさんへ雑誌を直販できる機会なんですよ。「さぁ、タンデムスタイルいかがでしょうか! オリジナルグッズもありますよ~!」と声を張り上げても、チラリとブースを見て通り過ぎていく人が多い。こういう場にいると「タンスタはまだまだだ」とあらためて感じます。
しかしその一方で「お、タンスタか」とつぶやく人がいたり、オリジナルステッカーを見て「かわいい~」と笑ってくれる女子ライダーもいる。そしてもちろん「いつも読んでます!」と声をかけてくれる読者さんが、た~っくさん、ブースに来てくれました。ボクのような地味すぎるオッサンに対して、「一緒に写真を撮ってくれませんか?」とか「サインを書いてください」などと言う人もいて(!)、くすぐったいような申し訳ないような。しかし、喜んでもらえたならボクもうれしいかぎりだし、読者のみなさんとバイク談義をするのは本当に楽しい。こういう出会いを楽しめるのも、売り子さんをやっているからこそ、というわけですね。
来年も、都合がつく限りボクはブースに立っていると思います。「編集長がみずから手売り」というと、確かにちょっと笑える状況かもしれませんが、好きでやっていることですからね! そのあたりをあらためて強調しておきたいと思います!