先日、車で走っていると、昔よく一緒に走っていたバイク仲間Aを見かけた。駐車場で子供らとバイクをいじっていたのでちょっと寄ってみた。当時はタンデムでいっしょに走っていた坊主頭の子供がいつの間にか一人前のバイク乗りになっていて、そんなに月日が流れていたのかと驚いてしまった。その日、Aは誰かの原付をなおしているところであった。わたしは手伝うこともできないし、作業をそのまま眺めていた。当然バイクの話になるわけで、最近乗ってる？と聞かれ、「この間（ってもう一年経っていますが…笑）ZZR売っちゃったんだ〜ほとんど乗っていないな〜」とお決まりのぼやきを言い「オレも乗ってないんだよね」とありがちな返答がかえってくるのを待った。ところがAは一言「オレは乗ってるよ」と作業していた手をいったんとめてこちらを見てきた。な…なんてまっすぐな目だろう。わたしは思わずその目にドキッとした。そういえば以前、バイク好きな友人が、このAにあこがれてバイク乗りになったんだと話していたのを思い出した。「よし、できた」原付にまたがり、駐車場をぐるぐると試し乗りしているA、そしてそのまわりを子供らが笑って囲んでいる。あの子達も間違いなくバイク乗りになるんだろうな…と、じゃあまたねとその場を後にした。
…だけじゃない！ 沸々とこみあげるこの感情はなんだ？…いやそんなことはどうでもいい、とにかく今年はSDR動かすぞ！ 乗るぞ！ でもかからない！ さっきから何回もキックしているのに！ この苦闘はその後十数分続き、そしてまたこんど…となった（涙）
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