窓をあけてタバコを吸いながら走っているドライバー、昔に比べてずいぶん減ったなとは思うがたまに見かける。吸うこと自体は別にいいのだが、腕を出して灰を飛ばされると、後ろを走っている自分に(感覚はないが)ふりかかっているようであまり気持ちのいい気はしない。しかし昔はホントにポイ捨てが多かった。そういえば知人の一人があまりに腹が立ったので、そのポイ捨てされたタバコをわざわざ拾って信号待ちで停まっていたその車に「落ちましたよ」とつき出し「あぁ!? なんだコラァ~!(怒)」と言われたので窓から投げ入れて逃げた…なんてことを話していたのを思い出した。まあそれはちょっとやり過ぎだと思うし、わたしにはそんな度胸もない。…いや、タバコの話はいいのだ。その、窓から出たタバコを持った腕というのはあまり見かけなくなったのだが、腕出し運転自体は今でも季節問わずよく見かける。右腕を窓から出して運転もしづらいだろうに、なぜわざわざそんなコトをしているのかと常々考えている。夏ならたぶん涼しいんだろうな…でも今時エアコン装備のない車もそんなにあるとは思えないし…やっぱ「威嚇(あおりよけ)」かなあというところで落ち着いている。そう考えると、たしかに出ている腕はたいていごっつい男の人の腕であって、ヒョロッと青白い腕というのは見かけない(例外でたま~に個人タクシーの運転手が長袖ワイシャツの腕をだらんと出しているくらいである)。また、ハッキリとは言えないが、女性の腕というのは見た事はないように思う…というか、(こう言っちゃ申し訳ないが)あんなみっともないことを女性がしているとは考えたくないという思い込みなのかもしれない。うーん、そう考えるとそもそもあおる車がいけないのかと思うが、だからといって腕を出して対抗したところで、ミイラ取りがミイラのようにも思うし、難しいなと感じる。だから私は前を走る車が、タバコを持っていようがいまいが、とにかく腕が窓から出ている時は、ちょっと距離をおいて走ることにしている。もしかすると自分が知らないところで「あのバイク野郎、あおりやがって!(怒)」なんて思われていてもイヤだし、そんなつもりは毛頭ないというアピールのつもりである。みんなが気持ちよく走れるような道というのは、ツーリングしていてもより一層楽しく感じるもの。だから、そんな道がたくさん増えればいいなと思っている。