今日は東京も久しぶりにお天道様がカンカンと照りつける一日となったけれど、日差しが強ければやっぱりサングラスがほしくなる。普段メガネをかけているので、サングラスをかけることはあまりないけれど、サングラス自体へのこだわりは強いのだ。実際に今も4本持っていて、それぞれかなりこだわってセレクトした記憶がある。そのこだわりの発端になったのは、憶えているかぎりオークリーのアイシェードだ。それまでサングラスといえば、普通のメガネと同じで右目、左目と分かれているモノだったけれど、アイシェードはゴーグルと同じ一体式で従来のサングラスとはまったく異なるカタチだったのだ。最初に見かけたのは高校生当時興味を持ち始めた自転車で、ヨーロッパのロードレースシーンを取り上げた雑誌の写真だった。若きアメリカンが、アイシェードをかけて激走する姿に、一発でアスリート=アイシェードというイメージを植え付けられたのである。それまでサングラスはファッション的なカッコつけのアイテムでしかないと敬遠していた田舎者のボクには、まさに衝撃であった。でもって当然ほしくなってお金を貯めたんだけれど、販売終了に間に合わず、当時手に入れることはできなかったのだ(そのかわりレーザーブレイズを入手)。
なぜ急にサングラス?と思われるかもしれないが、まさに青春時代のサングラスへの熱い想いを、昨日呼び起こされたのだ。オークリーの2015SS展示会があり、広報担当者からいろいろと説明を受けていると、話はアイシェードにおよび、その場で大いに盛り上がったのだ。そりゃ、食いつきますよ、先述したとおり、もっとも影響を受けたサングラスなんだから。でも、どうやら最近の若いメガネショップのバイヤーさんは、アイシェードのすごさを知らないらしい。個人的には残念でならない事態だけれど、やっぱり生で体験して肌で感じることって大事なんだなと。そういった点では、さまざまな過渡期を目の当たりにしてきた、そしてこれからもするであろう時代に生きていることを、すごくありがたく思っている。で、アイシェードに話を戻すと、今年が発売からちょうど30年のメモリアルイヤーで、なんと特別モデルが数量限定で発売されているとのこと。うーむ、今度こそ手に入れたい…。