最近ふと気が付いたのだが、7月下旬でもコンクリートジャングルのど真ん中にある編集部だとアブラゼミの鳴き声を耳にすることはほとんどない。子どものころからアブラゼミの鳴き声が夏の風物詩の一つだっただけに、どうもこのアブラゼミの大合奏を聞かないと夏が来たという感触が薄いのだ。そんなイマイチ夏の到来を感じられない状態のまま、久しぶりに鈴鹿8時間耐久ロードレースの取材に行ったんだけど、鈴鹿ではアブラゼミの“ミーンミンミンミン”という鳴き声が思いっきり響き渡っていて、夏だ〜!となるには十分であった。
いや〜、それにしても炎天下の取材で一気に汗を出したことで、老廃物が取り除かれたというかかなり体が軽くなったというか…、体調がよくなった気がする。実際になかなか治らなかった足のむくみも完全に解消されたくらいだ。何せ事故などでこのところ体を真剣に動かすことがほとんどなく、振り返ってみれば今年に入ってから汗を思いっきりかいた記憶がない。それが今回、炎天下で動き回ることによって当然ながらものすごい量の汗をかいたのだ。最初のころなんか汗自体に不純物が混ざっているというのか、ドロっとした感じなうえ、ベタついているのがわかって気持ち悪かったくらい。普段そんなに水分がほしいと思わないんだけど、とにかく水分がほしくて、ピーク時には500mlをワンチャージしたくらいである。まさにひっきりなしに体に取り込んだ水分を汗として体外に出している感じ。そのおかげで、レースが終わるころには、汗がサラサラになって、ベタつく感じもなくなった。いや〜、人間の体ってよくできているな〜と思うとともに、定期的に大量な汗をかかなくちゃと思ったね。みなさ〜ん、気持ちいい汗かいてま〜す〜か〜?