おそらくこの土日は、全国の小学生がヒィコラ言っているのでしょうね。「ねぇお母さん、宿題手伝ってよ~。このままじゃ終わらないよ~」「何言ってんの! 毎日少しずつやっていればよかったのに、ここまで溜めたのはアンタでしょうが!!」みたいなやりとりが、全国各地のご家庭で繰り広げられているんだろうなぁ(笑)。まぁボクも、夏休みの宿題はギリギリまでネバるタイプでしたし、あまり偉そうに説教はできません。
我が家の長男(小学3年生)もここ数日、読書感想文に悪戦苦闘しておりました。あまりにも「何を書いたらいいのかわからない」状態なので仕方なく監督してやったのですが、宿題ですから、あまり手出しするわけにいきませんよねぇ。職業柄、アカ(訂正指示)を入れたくなるのをグッとこらえ、どうにかこうにか書き上げました。もうホント、出来上がったものを読んでみると「根本的に書き直した方がいいぞこれは…!」という思いばかり浮かぶのですが、やっぱ宿題なわけですしね。もっと上手に書く子はたくさんいるのかもしれませんが「よそはよそ、ウチはウチ!」と、自分に言い聞かせることにしました。
考えてみれば、ボクは「読書感想文」という宿題で評価されたことがありません。あの宿題って、小学校の2~3年生あたりから中学くらいまであったと思うので7、8回は提出していることになると思いますが、すべてがまったく評価されませんでした。賞はもちろん、口頭で褒められたような記憶もありません。そんなヤツがよりによって文章を書く仕事をしているのですから、人生というのはわかりません。ウチの長男の作文もかなり「うーん…」な出来ですが、発想にはおもしろいところもありましたし、そのままでいいじゃないかと。
たぶん、担任の先生にはこのあたりの葛藤も伝わる…と願いたい。