お盆時期の一般的な夏休みからは少しずれましたが、8月の最終週に夏休みをいただきました。といっても、日数をかけてどこかへ旅行するといったことはハナから企画せず、1日ごとに「今日は何しようかな?」という具合で終始“のんびりダラダラ”を楽しむことに徹した日々をすごしました。5連休だったのですが、初日は「とことん寝坊してやる!」とお昼過ぎまで寝て、本を読んだりテレビを見たりして終わり。2日目も朝はゆっくりして午後から美容院へ、といった具合。
そんなハタナカの夏休みのハイライトは、“乗り鉄一人旅”でした。以前にも本誌紙面で撮り鉄のツーリング企画を実走しましたが、ええ、わたくし、鉄子なのでして…。みなさんは、“青春18きっぷ”ってご存知ですか? 夏になると期間限定で発売される、大まかに言うと“乗り放題キップ”のこと。乗り放題といっても、JR線の各駅停車か快速のみ(一部区間をのぞく)で、1日乗り放題が5回分1セットになっています。一人で5回乗ってもいいし、5人で一緒に1日旅してもOK。まさに、“のんびり”旅が楽しめます。
今回の日帰り乗り鉄旅のお目当ては、茨城県の水戸〜福島県の郡山までを結ぶ“水郡線”。水戸から郡山の全区間乗ると、時間にして3時間以上! 自宅の最寄り駅を朝8時に出発して路線を乗り継いで、2両編成の水郡線電車に揺られながら駅弁を食べて景色を見つつ、夜21時ごろ帰ってきました。平日だったにもかかわらず同じような乗り鉄さんがけっこういて、乗り換えも含めてずっと乗る電車が同じだった人も何人かいたりして(笑)。田んぼの中や、ジャングルみたいな山あいをコトンコトンと人をのせて走る電車がなんともいえず癒されます。駅のほとんどが無人駅で、車掌さんが同乗しているのも初めて見たし、電車のステップにヒーターが仕込まれている電車もあったの。普段都内の電車にしか乗らない私にとっては、そういう地方ならではの工夫や事情も新鮮で楽しかった♪
そんなこんなで当初のもくろみどおり、とーってものんびりできた夏休み。働く現代人にとって、こういう“わざとのんびりする時間”は絶対必要だと思う。日々神経を張りつめている状態から身も心も解放してあげるには、無理矢理でもとことんグダグダしないとバランスが取れない気がします。青春18きっぷは今月の10日までが使用期限。まだ4回使えるから、次は何線に乗ろうか日々考えて、夏休みが終わってからも一人ウキウキ。みなさんも、日々の忙しさを忘れてのんびりしたくなったときは、ローカル線各駅停車に揺られてみてはいかが? 最近のハタナカイチオシのリラックス法です☆