大人になってたまに空を見上げると、空ってこんなにおおきかったのかと感動することがある。子供の頃は、屋根瓦に干されたおひさまのにおいがするフカフカの布団に寝転がり、よく空を流れる雲に見入っていたものだが、大人になったら時間だ用事だでついつい効率重視の日々である。これはよくないと、つとめて無駄な時間や空間を確保すべくこうして空を見上げたりするわけだが、悲しいかな、子供の頃と少し違う点がある。目の前に広がる美しい空に、ホコリのような点のようなものがたくさん見えることだ。といっても空に何か浮かんでいるわけではない、自分の目が原因のようである。これは疲労なのか、はたまたなんとか障という目の病気の予備軍なのか、それとも単なる老化なのか、専門知識がないのでよくわからないが、とにかく、昼はまだいいが夜なんてほんとに見えづらい。車の運転も、夜はちょっと危険回避に自信がなくなってきたので、思い切ってヘッドライト(球)をハロゲンからHIDに変えてみたところ、ずいぶん視界が良好になりホッとした次第である。ところが先日、久しぶりにバイクに乗り、帰りが夜になってしまった。バイクはまだハロゲンライトのままである。ふだん車のHIDで慣れているからか、はっきりいって前方が「見えない…」。途中、草むらの前で犬をつれて散歩していた友人をタヌキと見間違えたくらいである(まあ黒っぽい服でしゃがんで犬の排泄物を処理していたからというのもあるだろうが…)。事故を起こしてからでは遅いと、近々バイクもライトを変えていこうと思っているのだが、最近はHIDだけでなくLEDというのもあるそうで、うーんどうしようかな〜とお財布と相談中でる。夜見えづらいなんて、若い人にはピンとこない話だったかな…というより、最近はLEDヘッドライト標準装備のバイクもあるんだっけ…(汗)。そういえばいまどき自転車のライトだってバイク並みに明るいときあるものね…これはますます早急に変えねば。