銭湯はインターナショナルな場!?

先日、いつも行く銭湯にちょっと気になる黒人男性が来ていた。都内のど真ん中にあり、そこそこ外国人がいる地域ということもあってか、外国人が来ることは珍しいことではない。実際これまでに白人、黒人、アジア系の人を何人か見ている。ところが、彼の振る舞いが非常に日本人的なのに驚いて気になってしまったのだ。ボクが浴室に入ったころに彼は体を洗い終わったようで、ちょうど湯船に浸かるところだった。少しの間湯船につかると、洗い場に出てきて少しぬるめのシャワーを体に当ててクールダウンすると再び湯船につかる(ちなみに湯温がけっこう高いので、長時間つかることができる人はまずいない)。それを数度繰り返し、タオルで体を拭いてから脱衣所に出て行ったのだ。日本人でも拭かない人もいるくらいなのに…。ボクが脱衣所に戻ると、彼がまだいたので声をかけてみた。

コミュニケーション能力の高い(!?)ボクは片言の英語とジェスチャーを駆使して(笑)「お風呂の入り方、よく知ってるね?」と問うたところ、日本人女性と結婚したことで、「」銭湯の入り方も奥さんから教えてもらったよという返事をもらった。さらに彼自身は、日本語をもっと学びたいのに、奥さんが英語での会話を求めるから(きっと奥さんは英会話を学びたいのだろう)、なかなか日本語をしゃべる機会がなくて残念だとも言っていた。

銭湯って人とのコミュニケーションの場というイメージがあったんだけど、まさか国をまたいだコミュニケーションがとれるとは思わなかった。ただ、銭湯であればこそ、生まれた会話になんとも愉快な気持ちにさせられた今回の出来事であった。みなさんも、銭湯を利用したときは、ぜひ積極的にコミュニケーションとってみてくださいな。

タロー

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タロー

自転車にはじまり、バイク・車と自分で運転できるモノに乗っているだけで喜びを感じてしまうアラフォー。初めてラジオで聴いたヴァン・ヘイレンの「ホワイ・キャント・ジス・ビー・ラブ」以来HR/HMにはまり、着る服はタイトなモノが多い。ただし楽器類はまるっきしダメ。最近脇腹についた肉におびえ、全盛期は昼飯に弁当2つは当たり前だったのが1つをビクビクしながら食べている気弱なオヤジ。

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