このコラムを書こうとしていて「ネタがない…」と悩んでいたとき。携帯が「ブーン、ブーン」といいまして、画面には見たこともない番号が表示されました。おそらく、お仕事でお付き合いのあるどなたかだ…と思い出てみると「……お父さん?」という少年らしき声が。
確かにボクは子供が3人いるお父さんですし、長男は小学3年生なので電話もできます。何らかの緊急事態があって電話してきた…ということも考えられるでしょう。一瞬ボクも「えっ? えっ?」と考えてしまいました。しかし冷静に考えて、画面に表示されていた番号は見たこともない番号だったわけですし、我が家ではボクは恥ずかしながら「パパ」と呼ばれております。こりゃ間違いなく、間違い電話ですよね(ややこしい)。
「あ、間違ってると思いますよ…」「あ、すいません…」というやりとりでその場は終わったのですが、なんかちょっと「オレオレ詐欺」について考えてしまいました。親って、子供からの電話だと思うと、やっぱり心配になってしまいますね。今回はすぐに間違い電話だとわかったからいいようなものの、つけこまれたらヤバいなと(笑)。これだけ世の中で「注意しましょう」と言われているオレオレ詐欺ですが、いまだに被害があるというのも、ちょっとうなずけるものがあります。まぁボクの場合「ない金は払えない」という悲しき現実があるので引っかかりようがないのですが(涙)、そこそこ持っているという方々、あらためて注意しましょうね。
そういえば、かつて編集部に「我が家では絶対にありえない」と豪語しているヤツがいました。なんでも「ウチの家族、他人は絶対に想像しようもない感じで会話してるんですよ。想像の範疇を越えていると思います。だから、絶対にオレオレ詐欺は引っかからないでしょうね」とのこと。結局どう呼び合っていたのか教えてくれなかったのですが、そういうのも一つの対策と言えるのかもしれませんねぇ。
今回は間違い電話がかかってきたおかげでネタになりました。そう考えると、電話をかけてきてくれたあの少年に感謝したい気分。これからは間違えないようにね、少年!