現在、タンスタの姉妹誌、Under400の取材で北海道に来ているやたぐわぁです。外気温は23時現在でマイナス9.5℃。これからぐんぐんと気温が下がり、明け方にはもっと下がるだろう。何んでそんなことになったかって? 仕事ですよ仕事(笑)。北海道の流氷を観にホンダのスーパーカブ110に乗ってキャンプ泊でやってきたのだけど、さすがに北の大地だね。雪が降れば、1時間とたたずに路面状況は圧雪路になるし、夕暮時には路面の水分がすべて凍る始末。寝床に決めた網走の東の海岸では、ビールをプシュッと開けた瞬間に凍り始めちまった。いわゆる氷結というやつだ。
シャリシャリと音を立てる缶ビールに、えらい所に来てしまったという感じはするのだが、実はそれほど過酷でもない。昨今のバイク用ウエアがものすごくいいのだ。僕が使ってるのは、モンベルのアンダーウエアにダウンウエアに、ゴアウインドストッパ―のミッドレイヤーに、アウターはアルパインスターズの全天候ウエア。それだけでまったく、いや、それほど寒さをカンジない。なんせ目の前は北の大地の代名詞、流氷の海が広がっているからね、ずっと見ているにもそれなりの装備が必要なのだ。今も海岸では流氷が波で打ち付けられ、何だか妙にスゴイ波の音がする。耳をすませばその波音に混じって流氷がゴゴゴと、音を立てて動く音がする。今日はこの流氷の音を子守唄に寝るワケだが、明日はなんとか、マシンを流氷の海に乗せてみようかな(笑)。テントの中とはいえ、寒く指がかじかんできたので、今日は短文でご勘弁願いま~す。
当時の記事をまとめたサイトがこちら。『SuperCub最強ツアラー伝説』という全7回の連載になってます。