ある日の制作現場

「それで見る人の心に響くのか!?」背後で激がとぶ。大声の主はやたぐわぁである。どうやら編集部員に企画内容でアドバイスをしているところのようだ。私のデスクはちょうど社内のコミュニケーションスペースの前にあるのでよくいろんな話し合いが背後でなされている。もちろん盗み聞きなどという野暮なことをする気はないので気にせず自分の作業(広告制作)に集中するのだが、きょうのやたぐわぁはいつもに増して“熱い”。まるで後ろから自分に向かって言われているような錯覚におちいる。「困っちゃったからこれでも載せておくか、っていう、そういうとってつけた感じがイヤなんだよ!」…ギクっ、あわてて自分のモニターを見直す。「キミの考える○○の良さって何だ?」…ドキッ、あわてて取り扱っている商品を見直す。…「じゃあそういうことで、またよく考えて」とやたぐわぁたちがコミュニケーションスペースを立ち去るころには自分の原稿がほとんどできあがっていた。いつもならもうちょっと考え込むはずなのだが、予定より早くできちゃったな…これはひょっとするといい効果なのかしらん? 「制作者のための一喝スピーチ」なーんていうものを出したら売れたりして…それはないか(笑)。だけど、大切なところはみんな同じなのだな、ということは感じた。それを常に再確認する心構えが必要ということなのだろう。

チャンカメ

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チャンカメ

タンスタ創刊号の〆切間際に入社した古株女子だが貫禄はまるでナシ。かわいい=へんなものについつい手が伸び、デスク周りは癒やし(?)小物だらけ、少々アク抜きの必要な40代。イラスト担当。愛車は現在Z250。乗るたびに ”最近のバイクはすごいな〜” と可愛さ倍増中☆

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