みんな最高の相棒!

次号(5月発売号)では、ホンダのVTRを使う企画があるのですが…。

 

実はボク、けっこう前から「個人的に欲しいバイク」を聞かれる機会があると、「ホンダのVTRですね」と答えています。バイク雑誌編集者というと、ビッグバイクや外車を好むというイメージを持っている人も多いと思いますが、ボクはVTRですねぇ…。あれはホント、いいヤツなんですよ。

 

その他、ボクが「欲しいなコレ」と思ったバイクといえば、最近だとヤマハのトリシティ。あとは…、市場ではかなりマイナーな存在なんですが、ホンダのCB223SとかヤマハのXT250Xなんかも、「欲しいなコレ」と思った1台です。バイク雑誌の編集長という肩書きを持つ人で、こういう答えをする人はかなり少ないだろうなと、自分でも思います。

 

もちろん! ビッグバイクや外車に対してアンチというわけではないんです! 試乗すると「スッゲー楽しい!」と本当に感じます。しかし、実際にプライベートで使うという前提のもとにバイク選びをしなさいと言われると…。やっぱりボクは中小排気量を選ぶだろうなぁ。なんかこう、ボクにとっては「しっくりくる」んですよね。今のところ…。

 

繰り返しますが、別にビッグバイクや外車にアンチというわけではないし、たとえば子供が成長して、ウチの奥さんと「タンデムで旅行でも行くか」なんてことになったら、ビッグバイクや外車なんかを買ってるかもしれません。しかし今現在で考えるなら、確実に中小排気量を選ぶと思います。「バイクの楽しさは排気量に比例するわけではない」というのは本心からそう思ってますし、世の中からしばしば「遅い」などと言われてしまうようなバイクも、けっこう本気で「好きだなコレ」と思っていたりしますしね。

 

…というわけで、ビギナーのみなさん! みんなそれぞれに最高の相棒と一緒にバイクライフを楽しんでいると思いますが、その愛車は、誰が何と言おうと「最高の1台」だと思います。ネットなどでは「あのバイクは遅い」とか「カッコ悪い」とか、オーナーを悲しませる言葉もいろいろあるだろうけど、オーナーが楽しいのならすべてOKですよね。もちろん、違法改造なんかは「オーナーが楽しければOK」とはいきませんが、そのバイク自体に対する愛情は、誰かに否定されるような種類のものではありません。ぜひぜひ、最高の相棒とともに、最高のバイクシーズンを過ごしてくださいね! タンデムスタイルは、これからもビギナーのバイクライフを応援していきます!!

マンボサイトー

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マンボサイトー

「マンボ」というニックネームはマンボウ似であることから名付けられ、当初はかなり嫌がっていたものの、最近ではそれほど気にならなくなってきた。ビッグバイクよりも中小排気量 の方が好き、人気車種よりもマイナー車の方が好き、というあまのじゃくな性格の持ち主でもある。

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