記録的な猛暑。9月に入ってようやく夜風が涼しくなってきたようだが、まだまだ暑い。我が家ではクーラーを使わずに夏を越すのが慣例だったのだが、今年はさすがにクーラーのお世話になった。だって、テレビ番組がこぞって「熱中症対策にクーラーを付けましょう」なんて放送をしているし、そんな室内での熱中症事故も多発。さすがに暑いと思ったら迷わず付けようということになった。
そんなこともあって、この夏の扇風機とクーラーについてちょっとネットで調べたのだが、愕然としてしまった。「一晩中、扇風機をかけて寝ると、皮膚から水分が異常に奪われて、脱水症状を起こして、気付いたときには動けないほど脱水症状が進んでいてやがて死んでしまう…」っていうのは都市伝説だったのだとこの歳になって初めて知ったのである!というか、今でもそれが信じられないのである。
「カラカラに乾いて、動けなくなって死んでしまうよ! 扇風機は1時間にしておきなさい!」と母親に脅かされて寝た夏の夜。それから早30余年。僕は扇風機をかけて寝るときは必ずタイマーをかけたし、酔った勢いか何かで、一晩中付けっぱなしで寝た翌日には、「なんてラッキーなんだろう!生きてるってすばらしい!」と、朝っぱらから生をかみしめたこともあった。
それがすべて都市伝説らしいのである。え? じゃぁ、扇風機付けっぱなしで寝てものどが渇いて死なないの?僕が信じてキッチリとタイマーをかけて寝てた努力はなんだったの?暑さで目が覚めて「ジジジ…」とタイマーを回す努力はムダだったのかよ!という気分でいっぱいである。
冷静に考えれば、いくらなんでも脱水症状になる前に寒くて起きるよな…とも思うし、そんな危なかったら扇風機が製品化されないよ…、と言われればそのとおりな気がする。でも、扇風機をかけっぱなしで寝ると、皮膚から水分が異常に奪われて、脱水症状を起こして、気付いたときには動けないほど脱水症状が進んでいてやがて死んでしまう…って、なんだかすごく説得力あるんだよ。過去には似たような事例があったのも事実のようだし…、ねぇ…。
実際のところどうなのさ!誰か真相を知らないかい?この猛暑のなか、いまだに扇風機を付けっぱなしで寝ることができないんだよぉ!