この仕事をしていると、カレンダーの「赤い曜日」というのはあまり関係ないのですが、家族持ちとしては平日に休んでもあまり意味がないため、できるだけ土日に休みを取るようにしています。というわけで先日もお休みにしていたのですが…。あらためて、「日曜日の夕方~夜」のテレビ番組というのはすごいと思います。笑点→ちびまる子ちゃん→サザエさんという流れがいまだに続いているのですから…。
笑点が「♪チャッチャカチャカチャカ、チャッチャ!」、ちびまる子ちゃんが「♪踊るポンポコリーン」、サザエさんが「♪お魚くわえたドラ猫~」と続いていくのを観ていると、しみじみ感心してしまいますね。我が家の子供たちも、笑点はさておき(笑)、ちびまる子ちゃん→サザエさんという流れは日曜日のテッパンコースです。ちびまる子ちゃんの放送がスタートしたときボクは中学生でしたが、そのときにはまさか、自分の子供たちも観るようになるとは思いもしませんでしたよ。
しかしあれですね、子供たちと一緒にこれらの番組を観ていると、視点が完全に「親目線」になっていることに気付きます(笑)。まる子がバカなことしてると、「オイまる子、いい加減にしろよコラ! お母さんに面倒かけんじゃないよ!(笑)」とか、「親に向かって何だその口のきき方は!(笑)」とか、完全に親側の心境になってしまうんですよねぇ。もちろん、昔はそんなことはなかったんですが…。サザエさんを観ていても、笑うポイントは子供たちと明らかに違います。マスオさんが波平に向かって「さすがお父さん!!」などとお世辞を言っていると思わず噴き出してしまいますが、こういうシーンは子供たちはスルー(笑)。「え、何がおかしいの?」ってなもんです。「笑いどころが変わるほど長く続く」ってのは、本当にすごいことだとあらためて思いますね。
これからも、「日曜日の夕方の風景」がずっとこのまま続いてほしいなと思います。台所からは夕食のいい匂いがしてきて、お父さんはすでにビールなんかを飲んでて、テレビからはちびまる子ちゃんやサザエさんのテーマ曲…。これもまた「日本の原風景」のひとつであると思うのです。