昔はとにかく道、おもしろい道、というアンテナを張って走っていたが、今は景色、とにかく景色、と、ちょっと得した気分になれるいい眺めを探して楽しんでいるからおもしろいものだなと思う。早朝走りのたのしみのひとつが「朝日」。夏の5時だとすでに車もけっこう走っていて、ちょっと遅いかなーと思うので、こんどは4時くらいに出発してみようと思っている。朝日といえば東、東に向かう道を毎回かならず入れて、ブラブラと近場を走行。高台の道がまた気持ちよく、「朝の空気は新鮮だし〜景色もきれいだし〜涼しいし〜まさに三文の徳だわ♪」とごきげんでついついアクセルをよけいに回したくなる気持ちをおさえ、のんびりモード厳守。しかしそろそろ近場もあきてきたな…もう少し遠くまで行ってみようかな…となり、苦手な地図に手をのばした。…がずいぶん古いものだらけ。最近はスマホはじめ便利アイテムがたくさん出ているというのはタンスタ誌面でも見て知ってはいるが、そのへんのアイテムを使うことなく今日に至る…。興味半分不安半分、…で結局、従来の ”地図を紙に書き写し、目安の交差点名や建物を書き込み、ウエアのポケットにしまう” という方法を選択。「い、いいのかな…裏方とはいえ、バイク雑誌のスタッフがこんな時代錯誤の方法を選んで…」と思わなくもないが、これが一番落ち着くのだから仕方がない。たぶん道に迷うな、今までの経験からすると、行きはよくても帰りにおかしなことになったり…でもいいのだ。「バカだな」ということが少しくらいあったほうが休日っぽくていいや(笑)