もう9月である。今年は8月下旬からなんだか雨の日が多く、急に涼しくなったりして、例年のような季節の移ろいをあまり感じられていないけれど、季節は確実に秋へと向かっている。
さて、夏の暑さが和らぎ涼しくなってくると、僕は無性に京都に行きたく(帰りたく)なる。大学入学と同時に暮らし始めてから、僕は京都にホレてしまった。何にホレたかと問われればいろいろなモノが頭に浮かぶが、その最たるモノはやはり、“まったりとした空気”である。京都には、言葉にするのは難しいが、他の地域では感じることのできない独特の穏やかな空気が流れている。僕は、その中で過ごすゆったりとした時間が大好きなのだ。
そして、これからのシーズンの京都には、特に誘惑されてしまう。学生時代に住んでいた頃は、秋になると、たまに大学の講義が終わってから鴨川沿いでくつろいだりしていた。心地よい風の吹く鴨川沿いで、赤や黄、オレンジに色づいた並木を眺めながら缶コーヒーを飲む時間は、僕に至上の癒しを与えてくれていた。お金をふんだんに使うことが「贅沢」の意味なのだろうけれど、110円の缶コーヒーだけで味わえる贅沢もあるんだなと、つくづく実感する瞬間でもあった。
今は首都圏で生活していて、もう長いこと京都には行っていない。そろそろまた、鴨川沿いでくつろぎたくなってきたところだ。
今年はまだ夏季休暇を取っていないから、鴨川沿いの彩りが盛りを迎える頃に休暇を取って、京都を訪ねようかと思っている。
あ、あと、京都にはおいしいラーメン屋が多いから、ついでにラーメン屋めぐりもしなきゃいけないな(笑)。