スンマセン。アップが遅くなりました! というのも実は本日9月18日、ヤマハのニューモデルMT-25/03の試乗会が静岡県のサイクルスポーツセンターで行なわれ、それをネタにしたかったからなんですねぇ。…というのは言いワケだ。
さて、そんな乗りたての新型MTシリーズのインプレッションをフライング気味にちょっとだけお伝えすると、コンディションは残念ながら「雨→曇り→小雨」というほぼ終日ウエッティ。そのためMTシリーズの持ち味…と技術説明された「軽快なハンドリング」を存分に活かすような、車体を振り回す走りは試せなかったが、それでもその走りの素性のよさは存分に感じることができた。しっかりマスの集中化がはかられたYZF-R25やR3でも感じたことだけど、体感的な車重がさらに軽い印象なのだ。フルカウル化による軽量化(1kg)やバーハンドル化によって(まぁ、後者の方が効果大だろうね)かなり、引き起こしや車体の押し歩きに軽さを感じる。またまたがってみれば、姿勢の変化でさらに足つきがよくなったような印象すらある。これはエントリーユーザーにとってはかなりのアドバンテージだ。また走れば、このRシリーズより39㎜も上がったちバーハンドルポジションのおかげで視界も良好。思ったとおりライディングポジションの自由度も高く、リーンウィズはもちろん、インにアウトといろいろ楽しく走ることができた。
↑こちらはMT-03
あんまり書いてしまうと本誌にとっておく内容が少なくなってしまうけど、もうちょっとだけ書いてしまおう。このMTシリーズ、タンデムライディングがかなりいい。車重の軽い250クラスは、タンデムすると操安性にかなり影響が出るものだけど、MT-25/03はそれがかなり少ない。さすがに車重が18kg重たいスズキのGSRほどの安定感はないけど、これほどまでのスポーティさを追求しながら、ここまでの走りやすさはなかなかのもの。この走りやすさなら、後ろに乗るタンデマーもかなり安心して乗っていられることができるのではないだろうか? 実際、後ろに乗せられたまま、ワインディングに突入されたヤス子の感想は、「シートにはベルトがあるうえに、しっかりとしたグラブバーもあってかなり安心して乗っていられた。ここまで安心感のあるモデルはあんまりないよ」とのこと。まぁ、自称タンデムシート研究家のいうコトなので間違いはない。…ライダー側の感想も補足すればアップライトなポジションになっている分、R-25/03に比べてライダーとタンデマーとの重心位置が近いことや視界の距離感もあって、YZF-R25/03よりもタンデムがしやすいように感じるのではないだろうか? しかも、それでいてYZF-R25/03ゆずりの高揚感のあるエンジンフィールはしっかり楽しめるというのだからたまらない。そんなこともあってこのMT-25/03は、これからバイクの免許を取って、待ち乗りに峠にタンデムランそしてゆくゆくはスポーツ走行と、なんでもやってみたいというエントリー層にも強くオススメしたいところだ。
さて、詳細なMT-25/03のインプレッションは、姉妹誌・Under400では10月6日でお伝えする他、10月24日発売のタンデムスタイルでもじっくりお伝えするので、乞う、ご期待!