街はすっかり、クリスマスムードに染まってきましたね。みなさんはどんなクリスマスを過ごすのでしょうか。近年では家族と過ごすとか、友達同士で“鍋パー”だとか、そういうアットホームな感じが増えているような印象がありますが、どうでしょうか。
ボクが学生のころは、もっともっと「恋人と過ごすもの」っていうムードが強かったように思うんですよねぇ。もはやそれは脅迫観念に近いものがあって、「クリスマスイブに恋人がいないヤツは人間失格」みたいな雰囲気すらありましたよ(いや本当に!)。ああいうのもやっぱり、バブルってヤツがもたらした世相だったんでしょうねぇ。ボクは社会人としてバブル時代を知りませんが、学生時代の世の中の雰囲気を思い返してみると、確かに世の中全体が浮かれてましたね。クリスマスシーズンには、ある種、異様な盛り上がりがあったような気がします。
思い出すのは山下達郎の、例のあの歌かなぁ。JRの“クリスマス・エクスプレス”のCMは、もはや風物詩でした。「今年のJRのCMはこう来たか」っていう感じで…。それでまたねぇ、このCMに出てくる女優さんたちがカワイイことカワイイこと。世の中のカップルがうらやましいやら自分がみじめやらで、ボクみたいにモテないヤツにとっては、破壊力大きすぎでしたよホント。クリスマスムードが高まる1ヶ月間くらいは、世の中を呪いながら過ごすというか(笑)、そんな感じだったのを覚えてます。
しかしバブルがはじけて、お祭りムードも落ち着いて…。「クリスマスイブのホテルやレストランの予約は1年前からすでに満杯」みたいな話、今ではないんでしょうねぇ。当時はあんなに世の中を呪っていたというのに、過ぎてみれば、そういうお祭りムードが懐かしかったりもしますね。
いつの間にやら、ボクはもう「サンタさん側」。24日の夜に、オシャレなレストランで食事をしたり、バーでお酒を飲んだり…というプランはあり得ないわけです。早めに家に帰って、子供たちが寝た後に、プレゼントの自転車を組み立てなきゃいけません(で、ベッドの横に置いとく予定)。いかにもバブルっぽくてキザな“大人プラン”を体験してみたかったなぁ〜、なんて思うこともありますが、スーパーで売ってるようなローストチキンとケーキが食べられればいいや。サンタ役をがんばります。
ちょっと早いかもしれませんが、みなさんも楽しいクリスマスを過ごせますように。