最近会社の近くの銭湯に足を運ぶ機会が増えた。少し熱めのお湯が、仕事であわあわバタバタした私の体を癒してくれる。
初めて行ったときから何となく気にはなっていたのだけど、この銭湯では更衣室に入ったら「こんばんは」、更衣室から出るときは「おやすみなさい」というあいさつをするのが習わしなのだ。大学時代にたまに行っていた銭湯ではそういったあいさつはしていなかったけど、何でここは挨拶をするんだろう?
いろいろと考えて気付いたのが、この銭湯にはコミュニティが存在するということ。町や学校のようなコミュニティをぎゅっと小さくしたものがこの銭湯なのだ。
まだそこまで通いつめてはいないのでくわしくは知らないが、常連の人たちはほとんどが顔見知りらしく、どの時間帯に誰が来るというのがあらかた決まっているみたい。
なかには長のような人もいて、更衣室の3人がけのイスに一人で座ってふんぞり返り、「あら、どこの銭湯から来たの?」と聞かれたことがあった。他にはシャワーを浴びていたら横に座っていた人に「ちょっと、足にシャワーがかかってるわよ」と怒られたり、「あんたはカラスの行水だからねぇ」と初対面の人に言われたり、なかなか新参者には風当たりが強い。閉店ギリギリに行くのがよろしくないのだろうか…?
今はまだ行くたびに新しい顔ぶれだけど、そのうち「この前会いましたよね!」なんてことになるんだろうか。今日はどんな人に会えるかな。小言を言われるかな、カラスの行水女とかあだ名を付けられていないかな。
そんなことをあれこれと考えながら、今日も銭湯に足を運ぶのでした。
by なべさん2017/4/14 19:05
おだちゃんは もう 雑誌関係を(バイク雑誌)辞められたのですか?