2015年9月から、それまで携わっていたカスタムピープルからタンデムスタイルとアンダー400をメインに手がけるようになりました。同じバイクを扱う雑誌ですが、方向性はだいぶ異なります。仕事の流れも変わり、徐々に慣らしていった2015年後半といったところ。まだまだ慣らしは続いていますが『2016年は楽しい誌面作りができればな』と思っているしだい。
なぜ慣らしが続いているのかというと、締め切りが変わるということ。これは編集者にとっては一大事。締め切りを中心に生活リズムが決まるという部分があるわけです。ゴールデンウィークやシルバーウィーク、年末年始の進行を一度体験しないと、本当の意味で慣れたといえない部分があるから。
たとえばカスタムピープルの佳境は毎月6~8日。毎月16日発売の雑誌のため、1日売りや6日売りの雑誌のように年内にすべてを終わらせる必要はないのですが、年明けととともに原稿をそろえなければならないという微妙なタイミングなのです。外注さんや僕以外の内部スタッフにはある程度の原稿を年内に渡してもらうのですが、それらの確認&自分の原稿を進めなければならない。そのため正月気分を味わうことはできなかったのです。
ここ最近の流れは12月31日の20時ごろまで社内でデスクワークに励み、外で年越しそばを食べ、再度編集部にリターン。さすがにその後も仕事を勧めるのは効率が悪いと、気分転換のため除夜の鐘が鳴るまでプラモ(ガンダム)を作りに励んでからバイクで帰宅。元旦は家にいて2日の昼過ぎには編集部で仕事をスタートさせていました。ここ数年は12月30日から1月2日の間は社内に入れなくなったため、パソコンを持って帰り、ファミレスでカタカタ音を立てながらすごす年末年始。
が、タンデムスタイルとアンダー400の締め切りは年末年始にかぶらないため、数年ぶりに仕事抜きの年末年始をすごたのです! 12月30日は山登り収めで丹沢に。12月31日は自宅の大掃除を手伝い、1月1日は新年会! その間も幕張のアウトレットに10㎞ほど歩いて行ったり、読書をしたり、7~8㎞のランニングをしたり。自分的にはこれまでにないほど充実した時間をすごせました。
リフレッシュすることができたのはいいんですが、最終日に直前に不安になることが一つ。それまでは会社の仕事始め前から社内に泊まり込んでいたので『仕事始めは何日』ということを気にしなくてもよかったんです。が、2016年は違った !? 1月3日にテレビ観ていたら帰省ラッシュのニュースが流れ『1月4日から仕事始めなんです』というシーンが…。『あれ? ウチの会社って確か1月5日からだったような…。でも、1月4日かも…。どっちなんだろう…。どっちなんだろう…。どっちなんだろう…』と。不安になって、1月4日にコソっと会社に来たのは秘密です。結果的には1月5日と記憶は正しかったのですが、今年はしっかりとメモしなければと思ったしだい。