ゴールデンウィークの敗北

そろそろ世間はゴールデンウィークに突入しますね。バイク雑誌の編集者にとって連休は各種イベントが開催されるため、ネタ集めに打ってつけの時期。そのため僕は極力取材に出かけるわけです。ちなみに取材はバイクで出かける派。普段なかなかツーリングに行く時間がないため、10㎏オーバーの機材を背負っているものの、自分もツーリング気分を味わえること、いろいろなライダーに話を聞けて楽しめるという面もあるわけです。

ところが一度ゴールデンウィークに敗北を味わったのです。何年前かまでは定かではないのですが、休日の高速道路料金が1,000円だった時代だったのは確か。そのときはバイクではなくクルマで行くことに。目的は箱根で行なわれる某オーナーズクラブのミーティング。ミーティングは10時から12時。ゴールデンウィークで混むだろうと予測して朝6時に編集部を出発したのです。

ところが首都高速を抜けてすぐに渋滞が発生…。これまでの経験から1時間もすれば解消するだろうと思ったものの、遅々としてまったく進まない。それに反するかのように時計の針は進んでいく…。1時間ほど経過して横浜青葉ICに。ここで頭の中に『下道なら空いているハズ! 246号に降りればスムーズに進む!!』との啓示が。高速から離脱したら、そこもまた渋滞が発生していのたです。

当時は編集部のクルマにナビは搭載されておらず、携帯電話もスマートフォンがなかった時代。裏道を使って迷子になるよりも、246号を進んで小田原厚木道路にたどり着くのが確実だと判断したわけです。高速道路よりは進み(と思いたい)、10時30分ごろに小田原厚木道路に到着。ところがそこも大渋滞…。

どう考えてもイベント時間中に目的地にたどり着くことはできない。そのときは『イベント取材に行きます!』と主催者には伝えていなかったこともあり、引き返すことを決断したわけです。これまでに数々のイベントに足を運んで来ましたが、天候不順などの理由でイベント自体が中止になることはあっても、天気もよく開催されるイベントに参加できなかったのは後にも先にもこのときだけ。ちなみに帰りは1時間ほどで編集部に到着しました。

その後ゴールデンウィークに取材にクルマで出かける際は、イベント当日の深夜に編集部を出発。目的地付近で仮眠をするということにしたので、以降敗北した経験はありません。今年も何本かイベント取材の予定が入っていますが、負けないよう早め早めに動き出そうと思ってます!

よっすぃ~

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よっすぃ~

近代日本の文化は数あれど「バイク」・「マンガ」・「アニメ」に興味があり、そのどれかに関わる仕事したいと考え、バイク雑誌の編集を始めてはや15年(本人は「ガンダムをはじめとするロボットアニメが好き!」と主張するが、周りからは萌え系アニメ派と思われている…)。その半分以上の時間は家に帰らず、カメラを持って全国各地を放浪するか、原稿書きで編集部に引きこもってすごしてきた。「おかげでどこでも寝れるようになった」と豪語する40歳。

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