今年のゴールデンウィークは、休みをうまくつなぐことで最大10連休にもなる。今日(5/7)はまだまだ余暇を満喫中の人もいることだろう。さてこのゴールデンウィークという言葉、諸説によると1950年代、映画会社の大映が興行収入がよかった4月29日~5月5日の期間を“ゴールデンウィーク”と名付けたのが始まり、という歴史があるそうだ。なるほど、テレビのゴールデンタイムのようなのものか、と妙に納得してしまった。
では9月のシルバーウィークはどうやって生まれたのだろうか? この言葉はてっきり10年前あたりから浸透した、歴史の浅い言葉だと思っていたけれど、どうやらゴールデンウィークと同時に生まれた言葉で、11月3日の文化の日を中心とした期間のことをシルバーウィークと名付けたそうだ(命名理由はやはり興行成績のよさから)。ところが大型連休となるのはゴールデンウィークのみで、シルバーウィークの方は世に浸透しなかった。そのためシルバーウィークは“後からできた言葉”と誤解する人が多くなったというわけだ。
さら付け加えると、シルバーウィーク期間に含まれる敬老の日。ボクはこれが“シルバー”の由来だと思っていたのに、言葉の成り立ちは春の“ゴールデン”に対して秋の“シルバー”というだけで、敬老の日はまったく関係がないらしい…。
“ゴールデンウィークが10日間あれば何ができるかな”という夢のあるコラムを書くつもりだったのが、あれこれ調べているうちにいつの間にか、聞きかじった情報によるゴールデンウィーク&シルバーウィークの命名由来のウンチクになってしまった。ちなみに10日間はムリだったけど、今年のゴールデンウィークは3日間ほど休みを取ることができた。とはいえ仕事のスケジュールをもっと円滑にこなしていればもうちょっと休みを満喫できたのかも…、なんて考えてしまう。よし、シルバーウィークこそはテキパキと仕事をこなして5連休くらい取ってやろう! もしダメだったら…シルバーウィークの由来にならって、近所の映画館にでも行こうかな。