ないと不安に…

若かりしころ、お酒を呑んでヘベレケになることも(今は節度を持って呑むので、潰れることはないけど)。そのとき財布をなくしたことはないんだけれど『なくすと大変…』と思い、それまでお尻のポケットに入れていた財布を、ウエストポーチなどに入れるようになった。つねに身につけておけば落とすことはないという保険のためだ。以降、定期的に買い替えている。

今はクシタニのレッグバックを使用。過去はアウトドアウエアのウエストバッグを使うことが多かった。というのも、大学生のころから服はアウトドアブランドのモノを買うことが多かったから。そのときは山歩きなどはしておらず、サーフィンもしないのにサーファーの格好をしている『丘サーファー』ならぬ『丘ヤマノボラー』だった。ここ5年ほどは定期的に山登り(山歩き?)に出かけているので脱『丘ヤマノボラー』にはなっている。

少々話はそれたが、クシタニのレッグバックを選んだのはいくつか理由がある。以前編集に携わっていたカスタムピープルは、バイクに乗って走っているところを撮影してもらい、誌面に載せるということはほとんどなかった。なのでアウトドア系を使っていた面も。あとウエストバッグでスーパースポーツに乗ると、テールカウルと接触することもあった。

部署異動になり、広報車を乗って走行しているところを写真に撮られることも増えた。異動当初は撮影のときに外していたが、やはりいつも身につけている財布がないと落ち着かない。そこでバイク用ライディングギアで、走行中に車体と触れるケースが少なさそうなレッグバッグを選んだわけ。クシタニを選んだのはシンプルなデザインが気に行ったから。おかげで撮影中もバッグを身に付けられるから、財布がないという不安を覚えることもなく、精神衛生上にもよろしい。

ところが先日のロケでやってしまった。バイク3台とハイエース1台で移動することに。その日、午前中は雨模様…。レッグバッグだとカッパが着れないので、ハイエースに預けて出発。不安なことは不安だったのだが…)。ハイエースよりも先にバイク3台は出発したが、すぐに1台の給油ランプが点滅した。首都高速に入る前でよかったと思いつつ、『ガソリンを入れよう!』という話になったが、僕を含め全員財布をハイエースに…。

携帯電話でハイエース組に連絡するも『別の首都高速入り口に向かっている』とのこと。呼び戻すと首都高の渋滞に巻き込まれる可能性もある。まだ編集部からさほど離れていなかったため、編集部に『お金貸して!』と電話を入れる。片岡クンに1万円を借りれことなきを得た。ドタバタで始まったロケだったが、目的地の山梨某所では路面もしっかりと乾いており、無事取材は完了! 終わりよければすべてよし…、だけれど、やはり財布はいつも身につけておかねば、と思ったしだい。

よっすぃ~

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よっすぃ~

近代日本の文化は数あれど「バイク」・「マンガ」・「アニメ」に興味があり、そのどれかに関わる仕事したいと考え、バイク雑誌の編集を始めてはや15年(本人は「ガンダムをはじめとするロボットアニメが好き!」と主張するが、周りからは萌え系アニメ派と思われている…)。その半分以上の時間は家に帰らず、カメラを持って全国各地を放浪するか、原稿書きで編集部に引きこもってすごしてきた。「おかげでどこでも寝れるようになった」と豪語する40歳。

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